2021/6
今日は新宿医療さんでの講義。
昨年に続き2年目。
僕の場合は主に3年生(最終学年)か教員養成科(2年生)を担当することが多い。
ほとんどがゲスト講師みないな位置づけなので4〜15コマ(1コマ90分)程度。
今回は問診学穴性学痛みに対する技術論補寫論と主要穴の打ち方の順で進める。
学生と市井の臨床家の違いはいわばアマとプロの違い。
技術もさることながら圧倒的にスピード感が異なる。
適宣するツボを探す時間、鍼が決まるまでの時間(必要な響きが出るまでの時間)、分析する時間、方針を決めるまでの時間が圧倒的に学生は長い。
学生のうちからこの辺りを意識しなければ、現場では残念だが無用の長物と化してしまう。
是非に学生にはスピード感を意識しながら患者さんに益する臨床家に育って欲しいと思う。
個人の力は及ぶ範囲が限られている。
しかしそんな個人でも、その個人の数が増えれば、かなり広域な範囲を網羅できる。
ここが教育の役割である。
※新着時期を過ぎると《論文&講義》に収められています。