2021/4
異なる出版社から同日に原稿依頼が来た。
鬱病とリウマチ様関節炎の考察
どちらの疾患も、個人的な見解はあるが、まだまだ理解できないところも少なくない。
幸い鬱病は門下の先生に任せることが出来たので、リウマチ様関節炎のみを考察することに
リウマチ様関節炎は比較的経過がはっきりしているを自己免疫疾患である。
関節を包む滑膜を特異的に攻撃して、肥厚、炎症、破壊という順で進み、骨破壊まで至ると、まだ次の場所(滑膜)に移動するという感じが基本である。
ヒ証として捉えるのだろうが、風・寒・湿・熱の外邪の侵襲のみでは、その論理構成が甚だ心許ない。もちろんこの中でも湿の存在がキーとなるわけではあるが・・・
僕は痰オ阻絡にカテゴリー化しながら診ていくことが多い。
それでも長い過程の中で、対称性に発症したり、小さなか関節から徐々に大きな関節移行するなどの理由を伝統医学の概念を用いて抽出できているとは言い難い。
これを機に今一歩高みを目指したいと考えている。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《院長の呟き》に収められています。