2020/3
今日で3月の臨床がすべて終了する。
振り返ると今月は肩が上がらないことを主訴する方がとみに増えたように感じている。
今日も5名様の主訴がそれ。
外感病(発熱疾患)傷陰(水分が保湿できない)骨変形(石灰沈着)か腱板断裂(腱が水が抜け硬化現象が進む)という機序がある。
発症起因が発熱疾患にあれば、まだ完治までに時間を要しないが、これが内傷とくに腎陰不足(体内の保湿力の低下)からくれば、それ相当に根気のいる治療になる。
徐々に緩和に向かうも一定の治療期間が必要になる。
痰熱(暴飲暴食が基礎になることも)から熱で水分が抜け乾燥状態から陰液不足になることもある。
他の病理機序もケースもあるが、上記のケースが多いものと考える。
いづれにしても発症初期はかなり痛い、腕を数十㎝動かしただけで激痛が走る方も。
左が何とか治まった後、数カ月後に右側が発症するケースもある(もちろん左右の順が逆のケースもある)。
初めは痛みを取りながら、少し回復が見えてきたところで、運動制限を解いてゆく。

※新着時期を過ぎると左サイドバー《五十肩、四十肩》に収められています。