2021/3
最近、睡眠障害の方が少しづつ増えてきている印象をもつ。
特段の心理的起因は見当たらないケースも多い。
睡眠には適度の疲労感と精神的な安定が必要。
適度な疲労感はわかりやすいので説明を要しないが、精神の安定感とは何か?
僕は常軌を逸しない範囲での喜怒哀楽だと考えている。
感情が常に一定するほうが良いのかもしれないが、それはお釈迦様の領域で、それなりの貴人ですら無理な話、況や私のような凡人では夢のまた夢。
適度の楽しさ、喜び、ちょっとした不満など・・・適度な感情の起伏は人生を豊かにする。
昨年来のコロナ禍の中で、少しづつコロナが自分に近づいてきている印象を持つ人が多数いる。
治療中も、その手の話題が2割くらい占めるだろう。
過度に不安感を煽るマスコミも後を絶たない。
より的確な情報を選択しながら対処するしか方法はないのだが、過ぎた不安、為政者への怒りを持つ人も少なくない。
大概の人は行動規制を強いられ、日常的非なお祭り的行動が激変する。
このように社会全体がに晴れ晴れしない日が続き、それが個々の生活や感情に影を落とす。まるで年中雲に覆われ、晴れの日がないような様相を呈す。
おまけに外出控えることでの運動不足もあり、体はそれほど疲れていない状態。
昨今不眠の方が増えてきているように感じているのはこのような理由のよるのだろう
伝統医学的には気鬱か血不足の病理にたどり着くのは必然だが、なるべくに治療中は楽しい話をして非日常的な空気だけでも作りたいと思っている
※新着時期を過ぎると左サイドバー《院長の呟き》に収められています。