2020/2
鍼灸院には気の不足を訴える方が良くお見えになります。
気は運動・体動エネルギーの総称ですから具体的には疲労症候群や内臓機能低下を訴えられるということになります。
その中で、鍼灸治療で気が充実してくると、突然に運動を始める方も少なくありません。
最近コロナ禍で運動不足を自覚される方が多いせいか、この傾向に拍車がかかっているようです。
とくに負荷をかけた運動を急に始めると・・・・急にランニングを始めると・・・・・
腰が、膝が悲鳴を上げます。
図式化すると
気が不足→気が補われる→気力が高まる→しかし激しい運動をやれるほど気血が充実していない→腰膝などを痛める、となります。
そこで運動を始める、あるいは再開するにしても段階を踏まなくてはなりません。
少し物足りないくらいの感じから始めるのがちょうどよいでしょう。
腹八分目といいますが、運動なら八分は多すぎます。一分、二分から始めてください。
痛みが出たら、また休まなければならないので元の木阿弥です。お願いします。

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