2020/12
ときおりお見掛けしますが、痛みが左右どちらかに偏る人がいます。
伝統医学では左が血病、右が気病といいますが、それだけではありませんね。そういうケースもそうではないケースも多々あります
体のゆがみに起因するケースもあります。仕事上で培ってきた左右の筋力差もあるでしょう。習慣、所作、癖の類からくるケースもあります。
現代医学にはこの左右という視点はありませんから、各種検査で分析してゆくしかありません。
少し前の症例です。
左半身の痛みや張りを自覚する患者さんに出会いました。
首、腕、背中、腰、足の冷え。。。。すべて左側のみです。他覚的にも左側に凝りが集中し、左足の皮膚温度わずかに低くなっています。脈も左が弦脈です。
典型的な左右偏在型の方です。
まず、滞脈で全身の経絡を緩ませた後、疏肝します。
8割方は取れたので、何とかお仕事できると思います。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《臨床のお話》に収められています。