五臓の関係論A

2020/11

 

五臓の協調・規制関係における解釈は、五行論の相生、相剋を基本に歴代解釈されてきました。

五臓の関係論@を参照。

 

しかしそれだけではありません。

ひとつが気の方向性の問題です。

肝気は全身。

心気は全身。

脾気は上昇。

胃気は下降。

肺気は下降と内👉外へ。

腎気は上昇と内👉外へ、外👉内へ。

となります。細かくするともう少し複雑になりますが、概ねこんな感じですわーい(嬉しい顔)

 

例えば肝気の全身へ気を送る働きは他蔵の気の運動のバックアップ機能というか補助機能の役目を担います。

ここがトラブルと心気が巡らず動悸があらわれやすい。

脾気は上昇せず、逆に下降に転じてしまい下しやすくなる。

胃気は下降せず、停滞するともたれ、逆行すると嘔吐しやすくなる。

肺気は下降せず、尿量が少なくなったり、逆行すると咳が出やすくなります。あるいは外へ排泄する力が弱まり呼吸が浅くなる。

腎気は上昇を失い、逆行すると頻尿があらわれたり、外に排出する力が弱まると逆に浮腫みや尿不利になります。また、内へ引き込む力が弱まると深い呼吸が出来なきなる、などなどの症状があらわれやすくなる。

よく肝の疏泄(気を促す力)が失調すると自律神経失調症のようになりやすい、と言われるのはこのような作用によるものなのですね。


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