2020/11
肝の疏泄失調は大きく三要素を成因とする。
俗にいう精神的ストレスで起こるという。確かにそうではあるのだろうが・・・。
〇肝血消耗型:精神的ストレス肝血の消耗肝の中の気血のアンバランス肝の疏泄失調 ※落ち着かない、臆病、悲観的となり、社会との繋がりでは、言い訳が多い、取り越し苦労、依存性が高い、判断の先送りとなる。 〇肝気の消耗型:精神的ストレス肝気の消耗肝の中の気血のアンバランス肝の疏泄失調※晴れ晴れしない、テンションが上がらない、気力が出ないとなり、社会との繋がりでは疎外感、責任ある立場の回避などに動く。
〇肝気の過多型:精神的ストレス抑圧・我慢肝気の停滞≒肝の疏泄失調 ※自由奔放な私が屈折した形で表現される。イライラ、怒り、攻撃性が強くなる。社会との繋がりでは小言が多い、理屈ばかり、オレがオレがと我が強い。
肝の疏泄失調を起こしやすい人はプライドというか自尊心が総じて高い。相手の放った何気ない言葉にも直ぐに敏感に反応してしまうところがある。 傷つきやすいといっても良い。 また、自由奔放に憧れる心と社会規制を受け入れる心との葛藤が強いゆえのもがきが多くなる。 社会との折り合いをつけるのが下手なところがある。 この辺りの心情から上記3状態の中を揺れ動く。 相手を思う心を常に広げ、開放系の心を保たなければいけないのだ 何こともほどほどとかを意識しながら適度なガス抜きに心がけよう とかく眼が小さくなっては、小さなプライドに焼かれてしまうことになる。 胸に手を当てながら大きく息を吐いてください。 それでもダメならお越しやす
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