2020/10
今週はなかなか考えさせられる週でした。
週初めから自宅のWi-Fiが故障し、電話もNETも繋がらない状態
今日やっと復活したわけですけれども、その間に世間では東証のシステムとトラブルによる売買停止、アメリカ大統領のコロナ感染とあり得ない出来事がつぎつぎと入ってきます
感じたことは日常で「当たり前になっていることが、実は当たり前ではないということ」です。
消費者として当たり前にスーパーで食材を買い、当たり前のように家で映画を見て、当たり前のようにネットを使い講義をする。
●お金を払っているから当然だ、という消費者最強論は全く成り立ちません。デフレ下の幻影です。
ひとたびインフレが進んだり、物がなくなると、お金の価値は大暴落しますから。
祖母が言うには戦時中に畑をやっていたらしく、都会の方が食べ物を分けて欲しいと訪ねてくることがあったそうです。物々交換ですね。それも1週間ほどの野菜と高価な時計などが対価交換です。
話を戻しますが、この現代の有り様は、強大なシステムの上で成り立っているわけです。そしてどこかの工程でトラブルがあると、即座に当たり前のことが出来なくなります。
心の置き方の問題ですが、先の当たり前を成り立たせる工程のことに思いを馳せ「ありがとう」とひとこと発してみることにしました。
実際、患者さんが途切れず来てくださることで、僕の日常の生活が成り立ち、充実感を憶えることが出来ています。
IT音痴の僕が例えばZOOMで講義できるのもいつもS君がお膳立てしてくれるからなのです。
本当にありがたい話です。
だから「ありがとう」
お互いがありがとうって言い合える社会なら、さぞ風通しの良い社会になるでしょう。
そんなことを感じた週でありました。

※新着時期を過ぎると左サイドバー《院長の呟き》に収められています。