2020/9
先週初頭ぐらいから「ぎっくり腰」で飛び込んでくる患者さんがめっぽう増えている。
この時期のぎっくり腰には、通常のそれと違う特徴を見出すことが多い。
※圧痛点があいまい
※確かな発生起因がない(重いものを持った、靴下を履いた瞬間など)
これにより挫傷や急な負荷による筋膜炎でないことがわかる。
だいたいの病理機序はこうなる
強い湿気の影響で腰部の気血の動きが妨げられる。
とくに気の停滞を起こす。
最初は軽い腰の張りを感じ、そうこうしているうちに動けなくなり電話がかかってくる
つまり気滞から血オか気滞から熱化する。
湿邪⇒湿邪のより腰の気滞⇒軽度の気滞が熱化する、あるいは気滞から気滞血オに発展する⇒動けなくなるという機序である。
この湿邪の影響が強く現れるのは起床後~その後3時間くらいまでだから、皆さま一様に午前中に発症している。
湿気が体に及ぼす影響を軽く見てはいけない。 とくにストレスをためているとき。 脂肪で体重が増える傾向にあるとき。 水はけが悪くお腹がプヨプヨ、チャポチャポしてきたときなどは要注意である。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《ぎっくり背中(腰)》に収められています。