2020/9
※皆が〇〇だと言っている。
※常識的には〇〇だ。
※普通は〇〇だよね。
僕はこの皆が、常識的には、普通はという常套句には注意を払う。
多勢に無勢というか、少数派の意見を潰すときや大勢に従わせるときの「黄門様の印籠」になりかねないからである。
こういう言い回しの裏にある「私たちは絶対に正しい」という意見(思い込み)に違和感をおぼえてしまう。
正しさとは、すごく難しい問題で、すごくデリケートな問題で、立場(立ち位置)が異なれば、様ような正しさがあるものだ、と個人的に思っている。
最近はマイノリティー側に立った時に多数派と折り合いをつけるスキルを身に着けていないと息苦しい世の中になってきたように思う。
多数派側の中でも自分の意見をしっかり持ち、それが世間と同じだという認識を持つ方もあろうが、何の考えなしに世間と同調することは如何なものであろうか
落ち着いて自分の意見をまとめる余裕が欲しいものである。
でないとお上が情報操作しやすい国になるという危機感をおぼえる。
※新着時期を過ぎると院長の呟きに収められています。