2020/6
皆さん、鍼灸院に行くと、そこの先生が手首の動脈を診ながら難しい顔をしている風景に出会うと思います。
これが伝統医学独特の診断法のひとつ脈診です。
これで気血の状態や臓腑の盛衰を診ます。
もちろん問診も取ります。
主訴は?
いつから?
どんな状況で発生したのか?
増悪因子は? 緩解因子は?
随伴症状は?
既往歴は?などなど。
このふたつは病理を探す両輪です。
どちらもなくてはなりません。
もちろんその他の診断法もありますけど。
チームさくら堂のスタイルは問診で病理を絞り込みながら、脈診で確認を取ってゆくスタイルです。
たとえはどうかと思いますが、問診は自白による証拠、脈診は物的証拠と考えてください。

※新着時期を過ぎても左サイドバー《臨床の話》に収められています。