お疲れ様です。杉本です。
本日、午後は花壇の手入れと駐輪場の掃除を実施。
なかなか時間を要する作業であり、臨床とはまた別の疲れを感じました。
掃除後、「炎天下の中での疲れ」に対しての治療をしていただく。
杉本の見た目は(やせ型、声に力がない)という、気虚(エネルギー不足)タイプ。
胖大舌(大きく腫れぼったい)に加え、本人も「疲れ」を自覚。
問診で「疲れてますか?」と言われたら、「疲れてますね」と答えるでしょう。
ここまでは気虚(エネルギー不足)による疲れに思われる。
脈診に移る。通常、気虚タイプの脈はエネルギー不足であるため、弱いことが多い。
が脈を診たところ、強い。そして、中焦の脈が顕著に強い状態である。
この場合は陽明経に熱を持っていると判断し、瀉法にて治療(熱を取る)を行うという。
気虚(エネルギー)と判断し、補気(エネルギーを補う)を目的に「気海穴」に灸を用いるなど行ってしまうと、発熱してしまうとのこと。
治療後は倦怠感がすっきり。
一生懸命掃除をしてただけが、思わぬ大きな学びを得る機会となりました。
きっとこれからの時期、同じような患者様がいらっしゃるのだろうなと感じるとともに、臨床は日常に落とし込むことが必要なんだということを再認識するのでした。
スタッフ 杉本