2020/5
緊急事態宣言が昨日解除となる。
数字的なものなら東京都と神奈川県や北海道との10万人当りの罹患率の差異をどう解釈しているのか僕にはよくわからない。
たぶん他国の動向も鑑み完全駆逐は無理であること。
そしてどうみてもこのまま緊急事態であることを続けると経済が立ち行かなくなるという判断からではないだろう、と勝手に推理する。
とくに経済的理由からはここがタイムリミットということではないだろうか。
とはいっても昔に戻れるわけではない。
飛行機に乗ること自体に躊躇し、人が国を超えて動けない状態ではグローバルスタンダードな経済は望めない。それでも治療薬が開発され、ワクチンが開発されれば戻る可能性はある。
しかしながら経済活動の低下からの思わぬ副産物である大都市の空気の清浄化あたりをどう捉えるのか?
カトマンズの借景にエベレストがあらわれたことをどう見るのか?
やはり今までの有りかたの反省は必要だと思う。
もやもやとした不安の中で再出発する人類といえば大げさになるのであろうか?
自然との共生、人を思いやるこころを手放すのではなく、ぎゅっと握りながら経済の立て直しを図ってゆくことは可能なのだろうか?
本当にもやもやするわぁー。
ぼくは頭は小さいけど、今後何を捨てて、何を握りしめるかを真剣に考えて生きたい。
鍼灸師としての役割なら技と心の両面で患者さんをサポートしたい。
患者さんの為でもあるが(こういうと叱られるだろうが)自分のプライドにおいてそうしたい。
とにかく明るさを失わないことが今最も必要だと思う。

新着記事はMAX20本までです。時間経過とともに新しいものに変わりますので、それ以後は左サイドバー「院長の呟き」をクリックしてください。