耳鳴りとは
耳鳴りとは周りの音ではなく、耳の中で音が鳴っていることを指します。
耳鳴り単体は病気ではなく「徴候(サイン)」です。日常生活での睡眠不足、慢性痛、薬の副作用、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど関係のなさそうな所に耳鳴りを出す因子として存在します。
病気の随伴症状として起こることもあるので、おかしいなと感じるようでしたら、まず検査をお勧め致します。
一過性に耳鳴りを経験されたことがある方が大半だと思いますが、治療としていらっしゃる場合、
・ずっと耳鳴りが鳴り続ける
・耳鳴りの音が強くなった
・耳鳴りの質が変わった
・病院と併せて治療
・耳鳴りと同時に聞こえが悪くなった
などいつもと違う耳鳴りの感じ方をした場合に、治療を受ける方が多いです。
原因
耳鳴りの原因として言われていることは
・大きな音の影響
・加齢
・薬の副作用
・メニエール病
・原因不明
大半の耳鳴りは原因不明ということです。東洋医学では原因不明の耳鳴りを分類し治療することが出来ます。
治療として
西洋医学と異なる視点で東洋医学は身体を診ます。大きく分けると弱った事が影響している場合と興奮したことが影響したことに分けられます。
東洋医学的に診て以下に分類することが出来ます。
・ストレスタイプ:
ストレスが急激にかかった、ストレスの蓄積が耳鳴りとして現れたタイプ
このタイプは高音の音が聞こえやすい
・加齢タイプ:
耳の機能が衰えてきたことによって起こるタイプ。聞こえにくさや難聴を伴うことがある。このタイプは低音の音が聞こえやすい
・熱タイプ:
のぼせ・ほてりなど熱が頭に上りやすいタイプ。更年期症状の一つとして耳鳴りがでる人もいる。このタイプは高音が聞こえやすい
・栄養不足タイプ:
気血の不足が耳に影響すると起こるタイプ。睡眠不足や消化吸収能力が落ちている方などに多い傾向。このタイプは高音・低音どちらになるかは状態によって異なる
このような形で分類しタイプにあった治療、ツボの選択、養生法を伝えていきます。
何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください。