先月の臨床で、なぜか急性の股関節痛の患者さんが重なったことがありました。
変形や先天性のものを除いては、普段そこまで重なることがなかったのに不思議だな〜と思いながら過ごしました。
股関節痛を訴えていた方の共通していることは股関節を曲げる筋肉を酷使していたこと。
フィットネス、ゴルフ、クライミング、重たい物を持ち上げるなど…
受傷機転や患部の痛み方、背後にある臓腑の盛衰などを考えると一括りにはできない。それは、どの臨床でも同じですねー。各々の状態は横に置いて共通の部分を話すと、長期に患部に負荷がかかったことで気血の循環を妨げられ患部の虚実が生まれてしまったこと。その状態が急性の痛みを発症させるベースを作られてしまったのではないだろうかと考えた。 (スタッフより)
※院長より
股関節痛はよく見る疾患です。原因は多種、先天性股関節脱臼から体重における比重のアンバランス、膝や足首代償性の痛み、あるいはその人の癖の中で負荷が掛かるなど・・・側弯症の場合や神経痛として股関節付近が痛むこともあります。肝、腎の調整を主体として治療し、寒邪の影響がないなどを考慮しながら進めていきます。