伝統医学最大の古典は何といっても素問でしょう。
これは私たちにとってバイブルというか聖書のようなものです。
その解釈が難しい。
だいたいは解釈したものを読みますが、それでもかなり難解です。
私のような愚鈍にはチンプンカンプン。
昨日も素問の「調経論」編を読んでいたのですが、
志(zhi)という言葉で詰まりました。
志は、通常なら古典でも意識、意志、感情という意味で使います。その次に多いのは記憶という意味になるでしょう。
ここでは志が有余なら腹脹泄(下痢)、不足なら厥(冷感)とありますから、腎気あるいは腎精を指すと思われます。
こういう場面により意味が違うことを考察する。
難儀デモあり、面白くもあります。