2015/8
『暑中お見舞い申し上げます』の
暑中は暑に中るという意味。つまり暑気に負けるということ。
暑気は湿気と熱の混合体で、熱の勢いが極めて強い。
病気のベクトルが下から上へ向く。
そこで頭痛、眩暈、嘔吐などが現れやすい。
また極端な発汗のため、気虚〜気陰両虚を起こしやすい。
要は体から水分と気が抜けるということ。
よくあるパターンは胃腸障害で悪心、嘔吐。その後疲労感が顕著で起き上がれなくなど、といった感じが多い。
この時期がら急に痩せだし、歩けなくなる方(萎証)も少なくない。
胃腸の活動力の確保が第一義の治療になる。
