2015/4/19
昔、知人のスポーツトレーナーの方が教えてくれました。
『人が履いている靴の履き方や扱い方を見るだけで
その人の生活状況や身体の状態がわかる。』という。
決して、高級な靴が良いとか、安い靴が悪いというわけではないのです。
足は身体を支える重要な役割。一日、自分をサポートしてくれている身体。
歩き方や靴の使い方によって、靴底の減り方も違う。
減っている部分によって、脊柱・骨盤などの骨や内臓などの
身体のどこが具合が悪いかが繋がって見えてくるというわけなのです。
また履いている靴を丁寧に扱っているか、そうでないかによって、
その人が自分の身体をどこまで大切に意識しているかが
自然に見えてくるというのです。
そのことを知ってから、私は人の足元や靴を見ることが習慣になりました。
現在、治療院でも患者さんの靴をひそかに観察させて頂くこともあります。
症状と靴を関連性があることが多く感じています。
~院長より~
例えば靴底の外側だけがすり減る人。O脚だったりして体の側面に荷重が乗りやすい傾向を示します。それが片方のみなら、すり減る方の少陽胆経の過緊張状態や骨盤内のゆがみを形成します。
踵の後ろ部分から靴底が減る人もいます。体重が後ろに残しすぎです。手の振りが小さすぎるので慢性の肩こりになりやすく、この歩き方は腎の弱めやすい傾向にあり、慢性腰痛もあらわれやすくなります、などなど。
靴選びも重要です。
1、履き心地がよい
2、長時間の歩行で疲れにくい
3、足首が容易に返せる(踵から着地して指先の裏から離れることが容易にできる形状、素材のもの)
4、できれば軽いもの
以上4点に留意します。
