2020/5
本日、湿熱性の皮膚疾患を患う患者さんが以下のようなひと言を・・・・
『湿熱を取る食品を食べているのですが、全然効きません』
?????
それは無理でしょうね
まず整理すると湯液(漢方薬)と薬膳(食品)は、
同様の効果(たとえば冷えを取るとか熱を取るとか)があっても、
その強さが全然違います。
たとえるなら、同じ前に進むことができても、自転車と車ぐらいに違いがあります。
急性の皮膚病のような疾患では、通常薬膳での対応は難しいでしょう。
慢性疾患や体質改善的ならば、薬膳で時間をかければ効果が期待できます。
つまり
〇薬効 薬膳(食品))<湯液(漢方薬)
となります。
逆に栄養価は
〇栄養 湯液(漢方薬)<薬膳(食品)
となります。
これは鍼灸と家庭で行うツボ療法にも言えることです。
火事のときはやはり消防車に出動してもらい、落ちついたら薬膳、家庭のツボ療法などで、体質を徐々に変えて行くという視点が必要ではないでしょうか。

何事も適材適所が大事ですね。