先日、東京上野の国立科学博物館で
6/15(日)まで開催している
『医は仁術』を観てきました。
現代の医術の原点ともいえる
江戸時代にフォーカスして解説しています。
今では、治せる病気の一つでも、
当時にとっては、とても難しかったもの。
過去の人たちのさまざまな体験によって、
今の医学や治療法が生み出されているのです。
そして、日本最古の解剖図も公開されていて、
今のような検査技術がない中での
人間の本来の感覚の素晴らしさも
伝わってきました。
医学に限らず、その時代に合った
人間の本能的な感覚や体験は
自分たちの知らない未来へと
繋げて進化していくものなのですね。
過去・歴史を知ることはとても大切な
ことだとつくづく感じました。
~院長より~
この展示会には僕も行きました。
長年の疑問がひとつ晴れました。
それは江戸の中期以降に起こる蘭学のひとつ蘭方は古方派からの転身組が多く、後世派からは少ないのは何故か?ということ。
シーボルトのお弟子一覧表みたいなものが残っていて、その直弟子に当時の古法派の大物が名前がありました。
門弟を多く抱えること方が蘭方に興味があるならそうなるわなぁーと理解しました。