2014/1/27
鍼灸治療には大きく瀉法と補法があります。
そのうち瀉法とは簡単にいえば余分なものを取り除くこと。
熱があれば清熱、血オがあれば活血化オとなります。
今回は吐法を試みました。
吐法は吐かせること。
吐法は痰飲という病理にのときに用います。
内関、陽陵泉に後、数穴足しました。
治療後に吐いてもらうなんて、普通の患者さんには到底理解できないと思い、やったことがありません。
この方は身内のような方(お弟子さん)なのでこの方法をとりました。
かつ心理的に誘導することは行けないと思い、その趣旨を告げませんでした。
治療後気持ち悪くなり、吐き気を催しましたが、吐くまでに至りませんでした。
吐くということに抵抗があったようです。
吐きたくないと我慢したようです。
しっかり「吐きたくなったら、吐いてください」と告げるべきでした。
吐いたら今の症状が劇的に改善したでしょう。
治療後は・・・・
脈は弦数⇒滑数に(快方に向かう)
舌苔は膩苔⇒滑苔(快方に向かう)
その後の宴会の帰りにはかなり全体の倦怠感が改善していました。
悪い師匠ですね(笑)