2013/1/20
時折中医書を買い付けに中国へ行く。
この20年の物価上昇を感じずにはいられない。
給料が30〜100倍くらい上っている人が多いので当たり前といえばそれまでだが・・・
この間、我が国はバブル崩壊もあり、物価がほとんど上がっていない。
中医系なら湯液家、鍼灸家を問わず、よく読む本のひとつに症状鑑別診断学という本がある。
この本500症状に対する弁証が載り、とても使い勝手が良い(現在の改訂版は600症状)。
中国独特だなぁ、と感心する症状もある。
『上環後陰道異常出血』という項がある。
これは訳すと避妊リングにより異常出血という意味である。
これが主要症状に載るのは一人っ子政策ならではなのだろう。
この初版を義父からもらった。1984年の版である。これが5.6元。
手元にある最も新しいものは改訂版の初版である。2004年くらいに買ったと思う。これが68元である。
20年で実に12倍強の値上がりである。
この間1万円≒1000元が・・・・1万円≒600〜700円。
GDPで抜かれるわけである。