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浅田宗白(あさだそうはく)は幕末の人である。大河ドラマでやった《新撰組》や《篤姫》と同じ時代との人と考えて下さい。
皇女和宮(14代将軍の正室;大河ドラマ篤姫では掘北真紀が熱演)の主治医であり、後に大正天皇の主治医にもな ります。当時の漢方家としては最高の実力者というところです。また政治家、社会運動家としての顔も持ちます。慈善事業もこなす。おまけに著作も多数ある。さすがスーパースターですね。
まず、将軍家と天皇家に縁あることから、ある二人の人物を引き合わせることになります。勝海舟と西郷隆盛です。いわゆる「大政奉還を決めた会談」をセッティングした影のフィクサーなのです。歴史的にみれば、
この会談で日本の方向が決まり、列強の餌食になるのをまぬがれたわけでありますから、その果たした役割は大きいといえるでしょう。
ときは明治に移りましょう。明治7年に医制が発布されます。簡単に言えば西洋医を学んだ者でなければ医師免許を与えないという法律ができます。
当時は圧倒的に漢方医の数が多いのですが、漢方医の子弟といえども西洋医を目指さなければ、家業を継げない状況に陥るわけです。まさに漢方消滅の危機です。
そこで漢方のすばらしさを捨ててはならないと立ち上がったのが浅田らである。いわゆる明治の漢方存続運動です。幾度の暗殺の危機を乗り越えた浅田は、この運動の成果を、国会で漢方存続の決選投票という形に持ち込んで行きます。ただ、浅田とは関係ありませんが、いつの世もメジャーの側はおごるものです。ちなみに江戸時代から西洋医の家柄であった手塚治虫の《陽だまりの樹々:題名が間違っていたらごめんなさい》では、メジャーな漢方医に屈辱を受ける西洋医の姿が描かれています。おごれる者は久しからず、ですね。
話を戻します。浅田らも、時代の趨勢には勝てず、10数票の差で敗れてしまいます。その後、漢方の復興は昭和まで待たなければなりません。何せ、この時代は「欧米のものはすべて取り入れろ」という時代のコンセプトがありましたからね・・・
浅田のすごさはこれに留まりません。診療の大半は無償で行われます。医療にかかる《人に貴賤なし》という思想の元、ほとんど診療費は取らなかったそうです。その葬式には3000人を越す一般の方がお見送りしたといいます。
彼の漢方的思考は、後に折衷派と呼ばれ、漢方3大流派のひとつを形成すします。上に立ち向かい、下に優しい。まさしく偉大なる義士であります。この気持ちを官僚や政治家に少しでも見習ってもらえるなら、この国は明るくなるでしょう。

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