李王朝を握った街

 韓国・安東

 朝鮮史の中でも長期政権を維持したという点では、李氏朝鮮の右に出る王朝はないだろう。

 その政治的思想は当然ながら儒教である。儒教政治の特徴のひとつは、身分の固定制にある。日本でも江戸幕府がそうであるように、李氏朝鮮も身分の固定制が極めて強固だ。

 その最上階に位置するのが、両班と呼ばれる貴族階級である。科挙試験の受験資格、奴隷の売買権、漢文の書物を読書する権利、租税権利、納税免除権(納税した時期もある)など枚挙にいとまがない。

 「両班にあらんずんば人にあらず」といった感じだろう。その中でも絶大な勢力を誇ったのが柳一族である。実は柳一族の出身地がここ安東である。後に、この地からは金氏も輩出する。時代によっては王をコントールし、実質的支配者として君臨する。
 町の保存状態が極めて良好で、昔の風景・建物が残っている。地形の利もあり、先の大戦の被害もほどんど受けていない。イメージとしては日本なら移築していない素の江戸村といったところだろう。昔を感じたいならお勧めの街?村?ある。
anton1.jpgいつも思う。韓国の家の塀は何故こんなに低いのだろうか?うちのかあちゃんの背丈とあまり変わらない。防犯上の意味が薄いと思うのだが・・・。ちなみに韓ドラ「美しき日々」でチェ・ジュウに恋をしたリュウ・シオンはこの安東柳氏の流れを汲む。確か漢字で書くと柳時元???間違ったらごめんなさい。