物語 |
久しぶりにユング派の某氏の講演を聴きに行った。氏いわく「カウンセリングとは、相手が物語を語るのを待つ職業である」という。
〜ひとは自分の物語を作り、その物語に生きる〜
現在、同じアジアでも中国を源流とする中医鍼灸を以て、患者と歩く夢を見ている。ころころ変わりはしたけれども物語を作り続けた。ありがたいことに、物語は幾つになっても、時間を超え作ることできる。江戸最後の名医といわれる浅田宗伯は、生涯を漢方の継承・発展に費やし、この世とのお別れの際、三千人が涙したという。
一方、親は親で子供に対して描く物語があるだろう。さしずめ良い高校、良い大学、そして良い会社という物語が一般的である。
子と親の描く物語が一致していれば、子は生き生きと甘え、生き生きと自立する。よく見て、子供の描く物語を待ってみよう。
不惑を超え親に感謝できるようになった。かも?自由奔放に生かしてくれてことは何よりの贈り物だった。今後、孝行息子も物語として描ければありがたい。