隠れていた帝国

 カンボジア・アンコールワット

 

カンブジア.jpg カンボジアと日本の間では直行便がない。したがって通常はタイ経由かベトナム経由で入る。 今回はホーチミン経由でプノンペンに、プノンペンからアンコールワットのあるシェムリアップに入った。

 ここの空港は2つの点で凄い。待合室がないのだ。隣の軽喫茶で珈琲を飲み5$取られる。また普通、空港には荷物が出てくるベルトコンベアーが必ずある(正式名称は知らない)。それがないのだ。台車に載せた荷物を数十人がかりで、一気呵成に押してくる。手で荷物を持ち走ってくる人もいる。
ka1.jpgアンコールワットはアジアの一級品の世界遺産である。その保存状態が極めてよい。この辺の土地は数年ほっておくと、草木がうっそうと茂り、十数年でジャングル化するため、人の侵入を防ぐ。つまり伝承では残っても、容易に視覚から消えてしまうのである。

 その彫刻美の繊細、かつ大胆な構図は古代の人の生活を想起させるに十分な迫力をもつ。
「水を制する者は支配者となる」の格言どおり、クメール王朝の灌漑技術は相当に高かったようだ。またその湖面がアンコールワットを照らすと、本当に綺麗だ。桃源郷の世界に変わる。
ka2.jpgいたるところで小学生くらいの子供たちがガイドで生活費を稼いでいる。学校に通える子が少なく、というかほとんどの子が学校に行かず、アンコールワットで遊びながらバイトしている感じである。外国人相手に耳で憶えた言葉なので、発音が極めて綺麗。日本語、英語、フランス語、イタリア語など、バイリンチルドレンが多数いる。 その屈託のない明るさに、世界一若者が多いといわれるこの国の未来を感じざるを得ない。