体表観察でここまで分かる

お疲れさまです。杉本です。

院長の治療補助に入ることが多く、患者様のへの関わりや治療計画、配穴等々を拝見することができ感動することが多いです。

 

本日は「望診」(視覚情報からの診察)について。

新規の患者様がお見えになられました。腰の痛みの治療だったのですが、患者様の腰部を見た際に「生理周期、長いでしょ?」の一言。

実際に周期が長いそうで、患者様は驚かれている様子。杉本もどうしてわかったのかに驚く。

 

治療後、興奮そのまま院長にどうして生理周期が長いのが分かったのか質問する。

腰部の体毛が若干濃い=男性ホルモンの多→生理周期が長いとのこと

望診ひとつでここまでわかるものなのか…とただただ感動するのでした…。

東洋医学(というか院長)、すごい。

 

私は今一番近くで院長の治療を見ているのですが、毎日何回も「すごいなー」、「かっこいいなー」と少年の様に驚き・興奮しています。

今の環境はなんと贅沢なのでしょう。この贅沢な・幸せな環境に感謝しながら、今後も精進していきたいと思います。

 

 

スタッフ 杉本

昭和鍼灸の歳月@

こんにちは。研修生の大久保です。今回は「昭和鍼灸の歳月」という本をご紹介しようと思います。この本を読んだきっかけは「さくら堂にあったから…」も理由の一つですが(笑)中国だけでなく、日本の鍼灸の歴史も知りたいと思ったからです。少し長文になってしまうと思いますので何回かに分けて、できるだけ読んでくださる方が飽きないようにご紹介できたらなと思います。

 

この本の著者は自らも鍼灸師で学校の先生でもある上地栄先生が十五年の歳月をかけて調べた経絡治療誕生の軌跡です。経絡治療とは「体調の変化を経絡の虚実ととらえ、調整すること」で、種々ある鍼灸治療法の一つですが、この理論が国家試験に出るくらいメジャーな治療法といえます。

 

早速本の内容に入りたいのですが、ここで少し日本における鍼灸の歴史もさらっと復習しておきましょう。鍼灸の知識は6世紀頃(飛鳥時代)朝鮮半島より伝えられ、9世紀頃(平安時代)に確立されました。14世紀(室町時代)前期までは主にお灸を使う事が多かったようですが、後期からは鍼も盛んになっていたようです。室町時代といえば今年の大河ドラマの舞台ですね。劇中では堺正章さん演じる望月東庵は架空の人物ですが、あのような鍼の先生が日本中にいたのかもしれません。そもそもドラマの主役である明智光秀自身が織田信長に仕える前に鍼灸を使った医者だった書物が出ているようです。

 

さて、この順風満帆ともいえる日本鍼灸の歴史ですが、江戸時代の終わりと共に急に暗くなります。明治時代に入ると西洋医学が導入され「根拠のない治療は正当な医学ではない。」という流れから鍼灸は一気に衰退してゆきます。また、昭和になり戦後のGHQの政策によって再び窮地に追いやられます。

 

この大正〜昭和にかけての言うなれば「鍼灸の動乱期」に柳谷素霊先生を始めとする数々の先生達によって如何にして経絡治療が体系立てられたのかが語られています。

 

少し興味が出てきました?次回は三部に分かれる本編のお話をしていきたいと思います。

 

 

研修生 大久保昌哉

 

 

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胃の六つ灸について

こんにちは、土曜日スタッフの蔵部です。

抜針やお灸の際に皆様から「これってなんのツボ?」と聞かれる経穴がいくつかあります。このツボの名前は?なにに効くの?どんなツボなの?そんな質問にお答えしたいと思います。

 

今回は、胃の六つ灸(いのむつきゅう、と読みます)さくら堂では「胃六つ(いむつ)です」と先生が言われているのを聞かれることが多いと思います。別名「六華の灸」とも言われるこれは一つの経穴(ツボ)の呼び名ではなく、複数の経穴を合わせたセットで使うものになります。どの位置にあるのか、どんな効果なのか下で説明していきたいと思います。

 

胃の六つ灸はその名前からも分かるとおり胃の症状に効果のある経穴となります。
消化不良から胃の不快感・飲みすぎ食べすぎまで、胃の症状に広く効果があり広く使われています。

 

六つ灸、と言われる通り6ヵ所、膈兪(かくゆ)・肝兪(かんゆ)・脾兪(ひゆ)の左右一対ずつにお灸を据えていきます。

具体的な場所としては膈兪が胸椎7‐8番の間・肝兪が胸椎9‐10番の間、脾兪が胸椎11‐12番の間のそれぞれ背骨の真ん中から指3本分両外側を取っていきます。


左右の肩甲骨の一番下の部分を結んだ線が胸椎7番付近となりますので、これを膈兪の高さとして、肝兪はそれより背骨2本分下、脾兪はまた背骨2本分下と取っていき、それぞれのラインで左右の脊柱起立筋(背中の中央横にある2本盛り上がった長い筋肉)の上を取るようにすると場所がわかりやすいかと思います。

 

市販のお灸ではもちろん押すだけでも効果が出やすい胃の六つ灸、これから先、年末にかけて体冷えて胃の調子の悪い時、お酒を飲んだ後の胸やけの時などに試されてみてはいかがでしょうか?

 

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