こんにちは!研修生の大久保です。今回は梅核気についてお話しさせて頂きます。
梅核気とは、熱感や腫れ、赤みは無いのに何故か喉が詰まったような感じがする症状です。
昔の人はこのような状態を梅の実が詰まったような感覚に似ている事から「梅核気」と
呼んでいました。現代医学では「咽喉頭異常症」や「ヒステリー球」などと呼ばれています。
では何故そのような症状が出るのでしょうか?下記によくある原因を二つ挙げましたのでご参考までに。
原因①
肝気鬱結型
ストレス等が原因で肝の疏泄作用(全身に血を送る作用)が障害を受け、痰が生じます。
(イメージとしては粘度のある血液のようなものです)東洋医学では血の巡りが悪くなれば気の巡りも
悪くなるので(気血津液)その悪い流れが喉で交わり停滞を起こし、詰まったような感覚を起こします。
原因②
痰濁阻滞型
脂っこい、甘い等の味の濃いものやアルコールにより痰が生じます。(ここでの痰は全身を巡る水の
ような津液がドロドロになったイメージです)また、偏食により消化器の一種である脾にダメージを
受けると、津液の生成に乱れが生じ、同じく痰が形成されます。この痰が肺に上り有形になると、
咳をした際の痰になったり、喉のイガイガの原因になります。無形になれば梅核気になります。
ストレスという助走があるから幸せが来た時に距離が伸びるという持論を持つ大久保ですが(笑)
何事もほどほどが一番ですよね。そんな時は五分でもいいので瞑想をおススメします。
新着記事の時期がすぎても、左サイドバー下段の「神経症/うつ/自律神経失調症など」の中に収まっています。