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頻尿と鍼灸

頻尿とは

頻尿とは排尿回数が多くなる症状のことを言います。

正常な一日の排尿回数は7回以下と言われていますが生活環境によっても違いますので、指標としてください。ご自身が、排尿回数が多いと感じることも頻尿の可能性があります。

頻尿を起こす原因

何らかの疾患や生活習慣などが原因で頻尿を引き起こすことがあります。

頻尿を起こすよくある疾患を挙げていきます。

・過活動膀胱

・前立腺肥大症

・心因性頻尿

・膀胱炎

・糖尿病

など

頻尿を起こしやすい生活環境

・水分の取りすぎ

・緊張状態

・冷え

・加齢に伴うもの

など

頻尿を引き起こす疾患や生活環境は様々あります。上記に挙げた疾患や生活習慣で頻尿を起こすこともあります。まずは病院で診察を受けることをお勧め致します。診断がつく場合あれば、つかない場合もあります。薬と併用しながら鍼灸治療を行う方もいらっしゃいます。

鍼灸院にいらっしゃる方の多くは原因不明、生活習慣を改善したが変化なし、歳のせいと片づけられてしまったなどで受診されるきっかけになるそうです。

東洋医学は西洋医学と違う診方をします。その人に合ったツボの選択、治療を行っていきます。お手伝いできることもあるので何かお悩みがあればご相談ください。

最後に頻尿を引き起こす東洋医学のタイプ別を挙げます。ご参照ください。

・湿熱タイプ:排尿痛、尿道の灼熱感、小便は短く黄色く濁っているなど。膀胱炎などの感染症に類似しているタイプ

・陰虚タイプ:尿を溜める膀胱の固さが強くなっているタイプ。固くなると内側に溜める柔軟性がなくなるので、少し溜まると尿意を感じやすい。

・気虚タイプ:尿を溜める膀胱の力が弱くなったことで起こるタイプ。腹圧がかかるようなことで少し漏れてしまうのもこのタイプになります。

2022/8

中国唐代の名著《備急千金要方》

遺尿方として

気海、大敦に組み合わせる記載があります。

この発想は現代中医医学にはあまり見られません。

気海は腎陽不足の尿漏れ、夜間尿などに常用しますが、大敦と組ませるとはチョット驚きです。

大敦は肝経の井穴(末端で爪の際)で、熱を取る、救急蘇生時に使うなどに使いますが、

これに灸をすると、また違った側面が見えてきます。

とくに三焦、とくに下焦(腎や膀胱の位置する場所)の気化作用に強化し、適切な排尿を促すようです。

ほかの古典でも淋証で使うものを散見します。

また補法を意識したお灸だと肝腎を温めるともあります。

追試する価値はかなりありそうです。

というか使っておりますが。。。。(* ´艸`)クスクス


※この記事は一定期間がすぎると頻尿、膀胱炎の項に収められています。

鍼灸治療にかかる上での主訴で「夜間尿」は意外と多い。

中医書では夜間多尿」と表記されており、似た症状である「頻尿」とは異なるカテゴリーで説明されている。

あくまで夜間帯のお小水の回数と量の増加を指している。

一般に夜間の排尿回数が2〜3回以上、一日の総量の1/4を超えるものをいい、症状が甚だしいければ量・回数ともに日中を上回るものとされる。

■夜間の尿量・回数が増える原因

尿は膀胱内に存在するが、気の固摂作用(体液が漏れ出ないように引き閉めるエネルギー)によって膀胱内にとどめられている。この膀胱内に尿をとどめておくエネルギーの低下により尿量・回数が生じる。また、夜間は陰盛陽衰(身体の水液物質が増え、エネルギーが減少する)という特性から夜間多尿が生じる。以下、2タイプついて解説をする。

①腎陽虚タイプ

尿を膀胱内に留めておく作用は五臓六腑の「腎」と密接な関わりがある。

加齢や慢性疾患などにより固摂エネルギーが低下することで、夜間排尿回数・量の増加が生じる。

その他みられる症状・・・寒がり・四肢の冷え・残尿感・眩暈・耳鳴等

②脾腎両虚タイプ

「腎」と「脾」は相互に関与しており、いずれかのエネルギーが不足することで、双方ともにエネルギー不足となる。働き過ぎ、心身の疲労などが原因で固摂エネルギーが低下することで夜間排尿回数・量の増加が生じる。

その他みられる症状・・・むくみ・食欲不振・倦怠感・寒がり・四肢の冷え・心身の疲労・めまい耳鳴り・下痢等

夜間頻尿に関しても鍼灸の適応症となります。

お悩みの方は一度当院までご相談下さいませ。

スタッフ 杉本

※新着時期を過ぎても左サイドバー《頻尿、膀胱炎》に収められています。

2020/7

膀胱湿熱の病理を考える。

膀胱炎、結石類にはとても重要な病理である。

当院は膀胱炎の方が多数来院するのでこの辺をしっかり考えないといけないと思っている。

ちょっとだけ難しいのであしからず。

外界から、あるいは内的要因で膀胱に湿熱が溜まると膀胱の気が湿熱に阻まれ動かなくなる。

気が動かなくなると熱を生じる(この動かないと熱を生じる、というのは伝統医学の大原則)。

●湿気の多い日(まさに今頃の湿っけた気候)●消化能力の低下(脾虚湿盛)●暴飲暴食(湿困脾胃)

●体内で湿に変化

湿は重いので下に向かう

●膀胱に湿邪が溜まる

●湿邪に邪魔され膀胱の気が動かなくなる

気が停滞するので熱邪が膀胱内で発生する。

そして膀胱に湿邪と熱邪および気が動かないことでの症状があらわれる。

症状は下腹部の張り、急な尿意、排尿痛、尿道の灼熱感などである。

※この伝統医学的病理間のユニークさは、身体を各パーツの連動性および外部環境との相関の重視する点にあるだろう。そして感染症として膀胱炎などもこれらの要素でその症状の軽重が左右されると見ている点は恐ろしいくらいの観察眼である。

※新着時期を過ぎても左サイドバー《頻尿、膀胱炎》に収められています。

2014/5

《症例・頻尿》

昼間30分毎にお小水。陰部の違和感もある。

膀胱炎だと思い、泌尿器科へ・・・・

異常なし(正確には細菌感染ではない・・・だと思われる)

八味丸を処方される。

経過と症状:昼間旧友に会い、ワインを飲む。のぼせて、その後頻尿に。

尿が濃い、夜間尿は1回(いつもと変わらず)

証:湿熱内蘊。

お酒による湿熱の邪と旧友に会った高揚感が重なり、一種の興奮状態となる。それが神に影響し、過ぎた膀胱の活動現象を生んだものと判断する。

排尿時の違和感はお酒により尿が濃くなったために起こる。

※まず、感染によるものか否かを見極める。

つぎに免疫低下があるか否か。

飲酒などを含めた摂取したものの影響は。

そして外部環境(発汗程度、我慢の有無など)

という流れで追ってゆく。

※この時期は頻尿の項目に収められています。

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