生理痛の原因の後編になります。
前編はこちら→http://www.sakuradou.biz/blog-post/372814
④寒湿凝滞と衝任虚寒
「寒」という文字がつく通り冷えが痛みの原因となっています。
血の流れの悪さの為、痛むは血を排出する月経前から月経中に起こり、下っ腹に冷えを伴う痛みが起こります。
子宮に気血を注ぐときに通る経絡に衝脈、任脈があるのですが、これらから注がれる気の不足によって起こる「寒」という意味で衝任虚寒と言います。
気血が溜まるのに時間がかかる為に、月経が遅れる事もあり、来たとしても血の量が少ない事が多いです。
寒湿凝滞も、衝任虚寒もお腹や身体全体を温めると楽になる事が多いです。
⑤肝腎陰虚
原因としては、生まれつき肝腎が弱かったり、疲労が溜まっていたり、性生活の乱れがあったりなど。
また、肝腎の弱まりに由来する頭痛や耳鳴り、腰痛、火照りなどが、生理痛と一緒に現れるのが特徴です。
虚弱体質の人や、長患い・大病の後に現れやすい生理痛で、すごくすごく疲弊しているイメージをしていただければ分かりやすいかと思います。病の後など、すごく体力が落ちますからね。
血の量は、多い事も少ない事もありますが、いつもと違うな?と感じるところがあるかと思います。
とまぁ、生理痛の原因は以上の6通りになります。
基本的には、詰まっているか、溜めるものが足りないかのどちらかになります。
足りないものは痛み鈍め、生理の後くらいに現れるものが多くなっています。
生理痛にお悩みの際はご相談ください!
スタッフ伊澤