この文を直訳すると「多くの病は痰から生まれる」となりますが、解説の文の内容的には「怪病は痰に属す」「百病は痰を兼ねる」と訳す方がしっくり来るような、、
どんな内容か解説致します。
「痰」とは体内で流れが悪
くなった水分を指します。
流れるべき水分が流れないことで身体に異常をきたします。
身体の水分が停滞する原因は食生活の乱れ、薬の影響、老い、長患いなどがありますが
痰の厄介なところは、現れる症状が多岐にわたることです。
嘔吐や胸やけ、風邪、咳や息苦しさ、排尿困難、めまいや浮腫、重たいものでは麻痺や精神疾患の原因になることもあります。
停滞が強いために治療期間も長くなりがちです。
意外な症状もあったかと思いますが、人の身体にとって水分が流れないことがどれだけ一大事なのか分かる名言でした。