2022/8
コロナウイルス罹患後の後遺症の方を20例ほど見させて頂いた。
デルタ株以前は3例ほどで味覚障害が主体であった。
オミクロン株以後は圧倒的に咽痛が増える。
咽痛⇒発熱の順で発症し、咽痛のみ残す感じである。
中医学の文脈に載せると風熱の邪が侵襲し、熱のみ残存する形を取りやすい。
もう少し進展する熱で傷陰(水分を消耗させること)し、乾き主体の咽痛があらわれる。
湿熱、湿毒の邪を主体としたデルタ以前と比べ圧倒的に治りが良い。
これからもわかるように、オミクロン株になってから罹患率は圧倒的に高まったが、明らかに減弱化傾向にあると言えるだろう。
※一定期間を過ぎると上記に記載の症状に収められています。