不正出血(崩漏)2

R1,7/23

前回の引き続きになります。

前回→不正出血(崩漏)

 

今回は不正出血を東洋医学視点でみていきます。

崩漏は女性の非周期性の子宮からの出血を指す。急激に発症し出血量は多く、甚だしければ激しく下に注ぐようなものは「崩」という。発症の勢いは緩やかで出血量は少ない、ポタポタと途切れないものを「漏」という。

「崩」と「漏」は単独で出現することもあり、または同時に出現することもある。たとえば血崩が長期に続けば気血は大きく衰え出血量は少なくなり「漏」に変わることもできる。「漏」が長く続けば病の勢いは加重し「崩」を成すことができる。故に「崩」と「漏」を二者交えて呼ぶ。

多くの原因は衝脈、任脈(子宮と繋がる経絡)調節と留めておく力が落ちることで起きる。

 

実証タイプ(余剰型)

主症:非周期性出血、量は多く色は鮮紅、或いは紅紫、或いは血塊を帯びる、腹痛があり触るのを拒む

兼ねる症状:オリモノが黄色、口の乾き、便秘

治療方針:清熱涼血(血の熱を取り除く)

 

虚証タイプ(不足型)

主症:にわかで激しく下血或いはポタポタと長期に止まらない、色は薄くサラサラである

兼ねる症状:めまい、耳鳴り、鼠径部の冷痛、腰のだるさ、便が緩い、寝汗

治療方針:益気止血(気を増やして止血する)

 

実証タイプは血に熱が加わることで起きる病態である。本来、留めておくべき血が熱の動性によって崩れるように出血するイメージを持って頂くとわかりやすいと思います。

 

虚証タイプは気の固摂(こせつ)固めて留めておく力が落ちることで漏れ出てしまうようなイメージを持って頂くとわかりやすいと思います。

 

子宮は血を溜める時期と排出する時期(生理時)があります。溜める時期に血に熱が加わることや気の固摂作用が働かないと崩漏となることがあります。