肛門痛と内膜症

 肛門痛  

肛門が痛む、ウーム痛い。

皆様このようなときにどんな疾患を思い浮かべるでしょうか?

痔ではないかと考える人が一番多いようです。内痔核などが典型ですね。切れ痔も要注意です。放っておくと肛門狭窄になることもあります。便が細くなる、下血を帯びるなどが出たら可能性が高いと考えてください。

つぎに考えられるのは何でしょう?。

子宮内膜症で、内膜様組織がダグラス窩に溜まったケースです。

突き上げるような激しい痛みの方、ズキンズキンとした痛みの方も少なくはありません。

始めは生理時に痛みが増悪しますが、ひどくなると生理時以外でも痛みがある人も少な

くありません。意外に多いのは排卵時痛です。排卵前から数日続くこともまれではありません。

内膜は剥奪と増殖を繰り返すので、内膜の増殖期である排卵時に痛みもでやすいようです。炎症的な痛みが特徴で、ズキンズキンとかズンズンとした感じになります。また腹壁など骨盤内の別の組織と癒着があれば、さらに痛みが増すようです。

出口を持たない卵巣に内膜様組織が出来るとチョコーレート嚢腫に発展します。

肛門痛が排卵時、生理時に痛みが限定し、かつ性交時痛があれば、迷わず婦人科を受診してください。問診ー内診ー超音波ー血液検査、必要に応じてCT、MRIという順に検査します。

変わったケースもありました。その代表が肛門神経痛です。肛門付近に突然起こる発作

性の疼痛を起こします。数分間発作した後、は多くの場合不規則で、5〜20分続いた

後、自然に治まるのが特徴。排便時に起こることもありますが、夜間の発作する方が多

いようです。これといった治療法が確立されていないのが現状です。患者さんを見る限

り肛門マッサージ(自分で)や患部を温める多少の 改善を見ます。ツボなら次リョウと

会陽を使用します。試してみて下さい。この2穴は内膜症緩和にも有効です。


tubo-5.gif