2020/8
ある特定の時期にしかお見えにならない患者さんがおられます。
たとえば、冬に来られるぎっくり腰の方。
梅雨時期の眩暈の方や秋~冬にかけての便秘の方などなど・・・
この間来られた方は夏場限定の鼻血の方。
元来水分の保湿力が低く、猛暑日などでは体温のコントロールままならずのぼせが出てきます。
いうなれば熱が上部にこもる感じになります。
熱により血が動かされて出血しやすい環境になるわけです。
たぶんいつも左の鼻からということなので、粘膜が薄くなっている部分があるのでしょう。そこから薄い壁を破るように鼻血が出ます。
典型の陰虚火旺というカテゴリーに入る症状です。
発症期は主訴を抑える。
できれば緩解期には定期的体質改善の治療をすればベストな状態に持っていけるでしょう。
この場合なら今は上部の熱を取り除きます。
その後は保湿力のupをわかる治療に切り替えるとベストということです。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《臨床のお話》に収められています。