久しぶりの一日休日なので「甲子園を朝から全試合見るぞ」と意気込んでいたらまさかの
今日は一試合だけのようで…午前中から途方に暮れている研修生の大久保です。
それでも近江高校と大阪桐蔭高校の試合は見応えがあるいい試合でした。
さて、鍼灸師の資格を持っているスポーツトレーナーによくある話なのかもしれませんが、
私も最近「CMでやっている〇〇って漢方は痩せるの?」というお声を頂きます。
「そんな魔法の薬みたいなものありません!」と言いたい所ですが(笑)
自分の身体の状態と漢方の性質を見定めて服用すれば、身体の中の不調が改善し、その
結果体重が減少する効果は期待できると思いますので、現在市販されている主な5つの
漢方について少しだけですがご紹介したいと思います。
1.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
・食べ過ぎのポッコリお腹タイプ
・〇体力があり熱証や湿証 ×虚証
・気管支喘息薬などの飲み合わせに注意
2.防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
・ぽっちゃり水太りタイプ
・身体が膝がだるい
・〇虚証、湿証
3.大柴胡湯(だいさいことう)
・ストレスやホルモンバランス異常による肥満タイプ
・〇体力があり熱証 ×寒証、虚証
・胃腸が弱い方や妊娠中の方は注意
4.桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
・のぼせ、便秘、月経トラブルを伴う肥満タイプ
・〇体力があり熱証 ×虚証、寒証
・食塩制限や胃腸が弱い方は注意
5.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・貧血、倦怠感、浮腫みを伴う肥満タイプ
・〇虚証、寒証、湿証、血虚証
『発熱してから葛根湯は遅い』というのは有名な話ですが、上記の『痩せるかもしれない』漢方
にも身体の状態をよく調べる必要がありますね。因みに私が服用するなら脾陽虚証がベースに
あるので、2(防己黄耆湯)を試して効果が出なかったら5(当帰芍薬散)を試すと思います。
研修生 大久保昌哉
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