頭痛

頭痛を定期的に繰り返す方は結構いる。 多くは熱頭痛 肝火上炎や肝陽上亢が多い。 排卵後や生理前、更年期前後は好発期か。 不定期に繰り返す痰飲頭痛の方も少なくない。湿度との相関が高く、あと__sozai__/0007787.jpg意外に運動不足でも発症しやすい。勿論お酒もねー! 血おも侮れない。頚椎に問題があることも少なくはない。 手足からツボから病理的問題点を排除しながら患部で決める感じの治療になる。 10数年来の頭痛がなくなれば私も嬉しい。

鞭打ち症

2015/9

交通事故などの力学的圧力による頚部〜肩の痛み、それに伴う眩暈、悪心・嘔吐が鞭打ち症の定義だろう。

概ね『気滞湿阻』の病理になる。

外圧で経絡に気滞が起き、その上に津液の停滞を見る。

外傷レベルの程度により血オを兼ねることもある。

外傷部位の気滞は同経絡を次なる気滞を引き起こす。

それが脾胃に影響すれば悪心が顕著。はなはだしければ嘔吐する。

頭部の経絡に影響すれば張ったような頭痛。気が下に降りなければ拍動痛などがあらわれる。

気滞の上に津液停滞(湿邪)があるので雨の影響を受け、重い痛みがあらわれやすい。

とはいえ本体は気滞なので、からっと晴れた日は、重さがなくなる程度で、完治というわけではない。

深いところの血オをしっかり取り除かないと、入絡血オから痰オ阻絡という進行が見られる人もいる。

季節の変わり目や発症から3、5、7年目などの悪化する。

治療はexclamation

パンチ深い血オをしっかり処理する。

パンチ外傷部位の気滞をさばく。(注:ぶつかり方や、反動などで外傷部以外に気滞を起こすこともある)。

パンチ乗っかっている湿邪をさばく。

この3要素の十分に配慮しながら進めて行く。

 

 

 

 

外科疾患

    バッド(下向き矢印)足首と腰バッド(下向き矢印)


 

 重度の椎間板ヘルニアの患者さんの治療で数回経験した不思議な現象についてお話しします。ヘルニアが数年を要し治ってゆく過程で、少しずつ足の外くるぶしあたりが隆起してきた例がありました。1例だけなら、個人の特殊体質とでも考えるところですが、これまでに数人の方から、同じような事象を観察しています。

 理論的には腰の要である《腎》に関わるツボが足首に集中していますから、当然起こり得る可能性はあります。

 しかし腰の痛みの代償的ブログラムだと思いますが、足首の骨が変形するという事実を目の当たりにすると、体のつながりって不思議で、凄いものだと感じないわけにはゆきません。

 そこでよくよく足首のツボを触ると、同じ患者さんでも毎日変化して行きます。谷あり、山あり、湿りあり、乾きあり、しわあり、ぶよぶよありの感じです。 そこで足首を正常に整えて行くと、腰の働きの正常性もまた回復して行きます。ここらに鍼の凄みが隠されています。

  

 バッド(下向き矢印)膝痛バッド(下向き矢印)


 

 当院では約5〜10パーセントの方が膝の痛みで来院されます。10人〜20人にひとりの割合です。

 病名でいえば、圧倒的に変形性膝関節症が多く、ついで靭帯損傷、膝窩嚢胞と続きます。半年ぐらい前でしょうか?嚢胞が破裂したケースを見ましたが、この症例は鍼灸院では比較的めずらしい部類に属します。

 中医学の視点からは、下半身の軟弱感を主体とする症候群である腎虚、棘骨が擦れ合うなどで激痛を起こす血オ、水が溜まる内湿などがあります。

 治療はそれぞれの証に適合するツボを選択してゆくわけですが、腎虚の方は足首(またまた足首ですかわーい(嬉しい顔))が必要以上に硬かったり、軟弱であったりします。

血オの方は、まず痛みを取ることが命題になります。

内湿の方は中程度以下なら、運動法を加え、水をさばくこともあります。陰陵泉、梁丘あたりのツボを上手く使うといいですね。

モバQモバQモバQ本日患者さんから面白い質問を受けましたので、付記します。
『ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコタミンサンはどのようにちがうのでしょうか?』

フリーダイヤルフリーダイヤル 3つともムコ多糖類だから、軟骨などの結合組織に含まれています。年齢と伴に少なくなるので、サプリなどで補うい、結合組織の強化をはかるという点では同じ方向性の物でしょう?

もちろん、ヒアルロン酸は関節液にも多く、潤滑剤・クッション剤として役割が高く、コンドロイチン、グルコタミンサンは軟骨生成の可能性が期待できる、という程度の違いはありますので、レントゲン所見などを基にドクターと相談してください。

 
○患者さんの話を聞いていると、同じ効果のある商品を重ねて用いる人が意外に多いのです。無駄とはいいませんが、内容を吟味し、ある程度絞り込んでいってよいケースもあるのではないでしょうか。


 
 バッド(下向き矢印)
痛みと閾値バッド(下向き矢印)


 

 

 同じような病気でも、人それぞれに痛み方が違います。どうしてこのような現象が起きるのでしょうか?
 確かに『痛みに強い人・弱い人』という言い方があるように、感じ方は人それぞれです。このような違いは、一般に閾値(いきち)の違いとして理解します。
 疼痛閾値は、文字通りどのくらい値で痛みを感じるかという点を数字化したものです。通常は圧力計を使い図ります。
 痛みは脳内で把握するものですから、その時々の精神状態や過去の経験などが、この疼痛閾値を大きく左右します。たとえば、神経質になり、痛みのことばかり考えていたら、閾値は下がる、つまりちょっとの痛みでも、ことさら大きく強く感じます。つまり痛みに集中すると、さらに痛みが増すという法則が成り立つわけです。逆にいえば腰痛や神経痛があっても旅行中(楽しい場面)などでは痛みが出ないことがあるわけです。
 恐怖心も閾値を下げます。初めての痛みだと、過去に経験がなく、不安が強くなる傾向を持ちます。
たとえば東洋医学で驚悸(きょうき)といいますが、不安・恐怖による急な動悸には、胸痛を伴います。


 


 バッド(下向き矢印)両下肢痛バッド(下向き矢印)


 

 

 一般的に両足に違和感や痛み、しびれがあるときは、脊柱間狭窄症、下肢の動脉硬化や血流障害などを疑います。単純化すれば骨か血管かと考えます。
 狭窄の特徴は、短時間での歩行障害に尽きます。休むと少し改善され『歩くとまた悪化する』。これが狭窄の最大の特徴です。徐々にですが、痛むまでの時間が短くなります。例えば30分歩いて痛くなっていた人が、10分程度でも痛くなるようなら、狭窄症は進行していると見るべきでしょう。もちろん椎間板ヘルニアや変形性脊椎症でも両下肢に痛みやしびれがくるときもありますが、こちらのほうは概ね片足のみに痛みやしびれがあらわれます。(注:ヘルニアが左右両方にあるなら両足ともに痛むこともあります。)

 血管の問題なら、足首前側の動脈(足背動脈)の拍動がしっかり取れるかどうかが問題です。ただし、これは簡便法なので、動脈硬化を疑うときは、慎重に対処しなければなりません。動脈硬化を説明すると、長くなりますが、大きく動脈内壁にドロドロ状のかたまりができるアテローム硬化、細い動脈の壊死やこぶができる細小動脈硬化、中膜にカルシウムが溜まる中膜硬化に別れます。とくにアテローム硬化は、下肢へ血液を供給する大きな血管である腸骨動脈や大腿動脈にできることが多く、食の欧米化が進んだ近年は増加傾向にあります。また、アテローム硬化は虚血性心疾患の基礎となり得ます。
 中医学的には、多くは腎虚と血オの混合病理です。狭窄症のほうが、やや腎虚の割合が高く、血流障害系は血オの割合が高いことが多いです。

 腎虚のアプローチは気海(きかい)、関元(かんげん)、太溪(たいけい)、腎兪(じんゆ)、大腸?(だいちょうゆ)などを良く用います。血オのアプローチなら次リョウ(じりょう)、血海(けっかい)、委中(いちゅう)、それに骨刺といって腰椎横突起など(骨組織)まで針を持ってゆくと、かなりの効果が期待できます。 


 

 バッド(下向き矢印)陰部神経痛バッド(下向き矢印)


 

 

 このところ立て続けに陰部陰経痛の患者さんに出会いました。肛門あたりが夜も眠れないほど痛む、肛門科に行っても内痔ではない?、婦人科に行っても内膜症があるわけではない?。挙げ句に神経科?を勧められる人もいました。
 内痔がなく、内膜症もなく、会陰〜肛門部や陰部に痛みがあり、かつ陰部神経に沿った痛みでもあれば陰部陰経痛の確立はかなり高いと考えたほうがよいでしょう。

 陰部神経痛は原因が不明なことも多いのですが、視点を変え、中医の眼から見ると肝の疏泄失調の方が多いようです。肝の疏泄を解消するツボと仙骨孔あたりのツボを組み合わせると効果が出ます。 


 

 バッド(下向き矢印)足底痛バッド(下向き矢印)


 カガトをつけた途端に痛み出す。カガトの骨が変形し、棘が出てきたり、凹凸が出たりすることを原因とします。中医学では腎虚によるケースが多く見られます。

 腎は下半身を司るとされており、腎が弱ることで、下半身の骨の老化もあらわれやすくなります。
 1.足首を回す
腎 が衰えてくると、大半の人は足を返して歩かず、カガトからドテドテとした感じで歩くようになります。日頃から足首を手で持って回すように心掛けて下さい。
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2.太谿の灸
腎を強めるツボとして太谿をお勧めします。日に2壮ぐらい灸を据えて下さい。なるべくお腹の空いたときが効果的です。
 3.ふくらはぎのストレッチ
仰向けに寝た状態で、膝の裏を地面に接触させます(腎の弱い人は地面と膝裏に隙間ができます)。その状態で足の趾先を自分の方に反り返します。10秒ほど我慢して戻します。3〜5セットぐらいから始めましょう。


 

  バッド(下向き矢印)肩こりバッド(下向き矢印)


 肩こりの多くは表面上は中医学でいう気滞という病理です。つまり気が停滞したことで、脹り、凝りがあらわれます。
 ただし、その背後には臓腑の失調があります。重要な臓腑は脾と肝です。脾は現代でいう消化器官に相当します。この脾の働きが弱いと肩こりは難治性をもつのです。

 湿気多い家、油ものや炭水化物の多い食事、夕食時間の遅延などが脾の働きを弱めます。ひどくなると脾虚気血両虚や脾虚湿盛といって、硬いシコリを形成したり、重さの伴う肩こりができ、吐き気も伴ないます。
 肝の働きが弱いと同様に慢性化した肩こりを形成します。慢性の運動不足、眼の使用過多、睡眠不足、会社での信賞必罰の空気などからくる不安や焦燥感などは肝を大いに痛めます。肩の張りから肩のいみは変化したり、頚痛や頭痛を伴いやすくなります。
 患部以外でも以下のツボを使用して下さい。

 

 

脾虚型:中かん、陰陵泉、膏肓

肝鬱型:期門、太衝、肝兪 

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