ものを見る中心的役割を司るのが網膜の中にある黄斑という部位です。とくに色を識別する細胞はほとんどここに集まっています。
この黄斑の異常は視力低下に直結します。
大きく滲出型と萎縮型に大別します。
滲出型の特徴は進行が早く、中心暗点(見えているものの中心部が欠ける)があらわれる点です。
萎縮型は加齢現象であらわれやすく、網膜上皮色素細胞の萎縮や、その下にあるブルッフ膜との間に黄白色の老廃物が溜まります。
原因は様々です。加齢のほか、心疾患、喫煙、遺伝なども絡みますが、平均年齢が伸びたことや、衣食住の欧米化で増加傾向にあります。
レーザー光凝固術あるいは光線力学的療法を中心に治療しますが、全体の体調を整えることも含め、補助的に鍼灸治療を併用すると経過が良いようです。また出血斑の消失も早まります。
当院でもご相談させて頂きますが、臨床例の多い藤沢・秋英堂治療院のHPをご参照ください。