2020/11
例えばプラシボ効果という類がある。偽薬を使い本当の薬との効果判定をすることを指す。
これなど、うがった見方をすれば、信頼関係があれば食塩水も薬となるということだ!
何故か?
患者さんがその薬を好意的に捉えると、相応する脳内活動が活発になり、効果的なホルモンを出すらしい。逆にある薬の副作用が世間で喧伝されると臨床現場での効果は半減する。
「信じる者は救われる」という話は虚中の実的ではあるが、かなり真実といえなくもない。
臨床家はここから何を導くか?
患者さんの心のヒダに染み入るような信頼を得るにはどうあるべきか?
知識か?
技術か?
人柄か?
伝え方か?
触れ合いか?
或いはチームワークか?
努力の方向性を間違ってはいけない。
迎合だけはいけない。
信頼とは「相手の信にかける」ことだから、信のない人に頼るわけがない。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《院長の呟き》に収められています。