主訴と体質

2020/10

臨床家の役割は「患者さんの苦痛、違和感を取り除く」という一点にある。と言いますか、その一点しかない。

それ故、治す対象となる疾患、症状を特定することが、始めに行う作業だexclamation?~2 至極当然のことではあるが、よく弁証の際に対象とする症状(主訴)を横に置き、全体像を弁証する方がいる。 

勘違いというか、方向性がズレていると思う。或いは総論と各論の違いをはき違えている。

その人の全体を問診し、そこから証を導くとなると、それはその人の体質を導くことになる。 

感冒で内科に行き、冷え性体質だからと言われてもなぁ。おかしいだろうexclamation 

腰痛で鍼灸院に行って、冷え性体質だからという解はは成り立つのか?

な・り・た・ち・ま・せ・ん。

もちろん冷えが原因の腰痛は成り立つ。寒邪入襲の腰痛などか好例である。 

それは寒邪の痛み方、寒邪特有の増悪、緩解因子、その他の寒邪の機序をあらわす腰痛だから成り立つわけである。 

 

つまり冷え性体質は寒邪が入りやすい傾向にあるが、今の腰痛は寒邪が入ったたものかどうかの証明には全くならないということである。 

 

そこで、体質論は重要だが、目下の苦痛の因かどうかを必ず検討しなければならない、ということになる。 検討なくして、体質論から治療にはいるのはいかがなものだろう。 

明日は学生にこの辺を理解してもらうよう講義しよう???[???i?????????j  

 

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