楽しい方を選択する

最近思うのですが、「心は神を主(つかさど)る」という言葉が古典医学にあります。

五臓の心は精神活動の主役という意味です。

患者さんの目の奥を診る意識があれば、ほぼ今の精神状態がわかります。

精神状態は面白いほど体に表れますが、とくに顔に表れます。

イメージで言いますと、楽しいときは丸くなります。正確にはまるい感じがします。

左右均等感が出ます。

人の顔は左右均等ではありませんが、楽しいとき、いきいきしているときは、均等に近くなる感じです。

すると何故か交友が広がったり、人が寄ってきたりします。

きっと人は楽しいところへ行きたがるのでしょうね。

ならば、何かを選択するとき、楽しい感情をイメージできるほうを選択すれば、まず間違いはないと思うのですがいかがなものでしょうか。

楽しい感情を選択しましょう。

人の悪口ははね返りの原則で戻ってきます。

なるべく事実以外を口に出さないようにしましょう。

楽しい感情を維持するひとつのコツです。

 

 

古典から見る養生

2012/05

『衣常に漂を欲し、食常に飢えを欲し、体常に労を欲す』(漢・董仲舒・春秋繁露より)とあります。

簡単に言えば衣服は常に清潔を保ち、食事は腹八分目とし、労働を旨としなさいという意味です。

これが養生の基本だと董先生は言っているわけです。

今流に解釈すれば健康を保つためには清潔な服装、少食、適度な運動に心がけなさいということですね。

清潔な服装は我々はいつも心がけていますから問題はありません。

ただ男性の場合ですが、ワイシャツの上からネクタイでは、全くもって湿度のコントロールができません。

とくに日本の風土では北海道と沖縄を除けば、通気には気を配りましょう。

つぎに少食はいわば腹を残すということです。もう一口を止めることが養生では大事だとおしゃっておられます。

とくに炭水化物を腹一杯食べるのは養生学から見れば最悪な行為と言えるでしょう。

せめて野菜から食べるという習慣を身につけませんか?

私事ですが、夕食の炭水化物を半分以下にする、野菜を2倍にするのふたつを実行したところ64`から56`に落とすことが出来ました。

また現代人は絶対的運動量が不足しがちです。

便利になったということは運動不足になったとほぼ同義と言っても良いくらいです。

せいぜいスマホやPCで指の使用頻度が高くなったくらいでしょう。

せめて、駅の昇降は階段を使う、トイレの後は屈伸を数回する、日頃から足首を良く回す、腕を振る、脇を伸ばすなど、運動不足を補うミニミニ運動に心掛けてください。

このような外的刺激は気の質を高める効果があります。頭の回転力が上がります。

以上の3点をかみしめてください。とくに少食と適度な運動という基本が守られない状況で、どんな栄養学も、どんな薬膳も効果は低いと考えてください。これが基本です。

 

夏の睡眠障害

2019/7

お疲れ様です。金澤です。

寝苦しい季節になりましたね(>_<)朝も昼も夜も汗はお供ですね(*_*;

厳密に言えば今はエアコンがあるから常にお供ではないかもしれません

夏は暑いです(*_*;熱が籠ります(*_*;汗をかきます(*_*;

この暑さに抗することが出来なければ熱中症のような症状を起こしやすくなります。

飲食や空調などの外から熱を下げる方法もありますが、身体の中から暑さに抗する身体を作ることが夏を乗り越えるためには肝要になってきます。

その一つの方法として「睡眠」が大切になってきます。

東洋医学では、睡眠には大きく分けて2つの効能があります。

@潤す作用

睡眠中に身体の陰・血(身体の保湿する力)が育まれます。この陰・血に身体を潤す効果や養う効果があり、しっかりと睡眠が取れていると身体の陰血が充実して暑さに対して抗うことができます。

 

A冷ます作用

睡眠のもう一つの効能は身体の熱を冷ます役割があります。

暑さによって身体の中に籠った熱を夜間の睡眠で取り除くことをしてくれます。

車などに搭載されているラジエーターをイメージして頂けたらと思います。身体にもラジエーターと同じように熱を冷ます作用を持っています。

 

睡眠中には、このような働きが東洋医学視点ではあります。いつの時期も睡眠は大切ですが、特に暑い時期は意識して取るようにしてください。特に夏に体調が悪くなる人は!

 

夏は寝苦しくなりやすい時期で睡眠時間や睡眠の質が落ちやすくなります。

なるべく寝やすい環境を整えて睡眠の質、時間をとり、身体の中から暑さに抗する身体を作っていきましょう(^^)/

 

~院長より~

睡眠障害で訪れる方も少なくありません。

急性のものはストレス、緊張といった心理的要因が多いものです。

慢性のそれは種々の原因が考えられます。

上記のものは陰液不足といって更年期前後に多くみられる症状です。

陰液を補う、首元を緩める、元気を益すなどの効能が高いツボを組み合わせていきます。

 

勉強したらダメ

 ある患者さんとの会話で、「今、水泳を勉強している」という言葉が出ました。属にいうストレートネックの患者さんで、その症状改善のために、水泳を勉強しているそうです。

 勉強・・・・・違和感を感じました。運動の類を一所懸命勉強したら、心が焦って、悪化しかねません。

 本来運動は楽しむもの、××のためより、気持ちよいから継続し、面白いから、我を忘れ、気がついたら上手くなっていた・・・という感じが自然な姿のように思います。

 

 運動に焦燥感や義務感が生じるなら逆効果。

 面白く、楽しく、気持ちよ〜い感じが不可欠。

 この感じを忘れないで欲しい。

 

 

 

GW3日目

モチベーションが上がる出来事は人それぞれだと思います。

 

収入、大きな舞台、地位等、色んな要素があると思います。

「他人は他人、自分は自分」という考えからか、前述のようなことには興味がなく、自分ひとりだとマイペースにゆっくりと過ごしてしまいます。

 

ただ、最近どういった状況で自分が一番モチベーションを上がるかとなんとなく気づきました。

 

おそらく他人からの「信頼」を感じるときです。

今の自分は何もできないですが、何かを任せていただくことにとても粋に感じます。

好ましい関係ではなおさらこの傾向が強いです。

一人では何もできないようで恥ずかしくも感じます。ただ一人の力は大したことなく他人の力があってこそ自分一人ではできないことができるようになるんだとも感じました。

 

粋に感じて楽しんで頑張ります!!!

外出自粛に飽きてそろそろさくら堂にいきたいと感じるGW3日目の杉本でした。

 

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どの感情に栄養を

1/10/7 

問診、とくに初診の患者さんを診る際に、必ず心に留めていることがあります。 

この方はいつもどんな感情を育てているのだろうか?というのがそれ。 

このあるごとに怒り(̴̆Ɛ̴̆)を育てている方がいます。

 焦り(ーー;)を育てている方がおられます。 

悲しみを育てている方も少なくありません。 

時折、喜びを育てている方もいますが笑 

どの感情に栄養をあげ、水を汲めるかはご自身の選択であり、私どもにはどうすることもできません。 

是非の問題ではなく、生き方の問題ですから。 

でも私の立場として申し上げますと、怒り、焦り、悲しみを育てていると、体を確実に蝕みます。 

怒りは痛みを引き起こしやすいものです。 

焦りは自律神経の働きを阻害します。

 悲しみは余計な気を消耗を招き、疲れやすい体を作ります。 

ひと呼吸置いて考えましょう!! どんな感情を育てているかを考えましょう。 

どんなに大きな壁が目の前を覆っていようと、必ず隙間はあるものです。 

まず深く深呼吸することで「余裕」という武器を手に入れてください。

 

自然との間に折り合いをつけよう

順其自然」とは自然に従うということ。ここでは自然の摂理を学びながら、それを行動指針に据えるという意味で使っています。
元々中医学は自然観察から、論理を抽出した医学ですから、自分としては馴染みやすい。

例えば「なぜ花がしっかりと綺麗に咲いているの?」という問いなら、
それはね、根がしっかりと張り、大地の栄養をふんだんに吸収しているからだよ。

つまり花の状態から根っこの状態が推理できるのだ、という論考が成り立つ。
だから、わざわざほじくり返して、根っこを見なくてもいいんんだよ。つまり、解剖しなくていいんだよ的な論旨も成り立つ。
また、もっと正確に内部の状態を把握したいという欲求から脈診や舌診、また日本では腹診という高度な診断術が形成される。

韓ドラ時代劇では、妊娠したい宮女が月の気を体内に入れるため、夜中に外で大きく深呼吸する場面が出てくる(チャングムでもありました)。

これは月の陰気を体内に入れ腎陰を強くするための伝統的手法です。

近代に近くなると、足の裏の勇泉を待女に押させるシーンに変わります。

今ならHCGの注射をお尻にでも打ち、40時間以内に排卵しますという、感じになるのでしょうか?

食事もそう、体調により食べたいとか、あまり食べたくないとありますね。

ただ、社会(最小単位が家族)生活の中ではそうそう個人の事情を優先することはできませんね。

そこに個人と社会のずれが生じるわけです。

個々の体の状況を常に感じながら、社会と折り合いをつけて行く。

このような視点が大事なのではないかと思うわけです。