養生は感覚を養うことから

 

 

 体内サイン

頭は言語の世界であり、情報の世界である。

常に自分は今も昔も同じと思いたがる癖がある。

一方、体は現実の世界であり、感覚の世界である。

日々変化し、また衰えたりもする。

言葉の世界、情報の世界に日々埋没すると、感覚の世界を疎かにする。

感覚の退化するといっても過言ではない。

典型が都市型住民である。

逆にいえば頭を優先する人が増えれば、社会は都市型になり、情報社会になる。人々の思考で社会が作られるわけだから当然の結末であろう。そして益々自然から離れ、感覚の鈍化を招く。

体の内から発する小さなサインは、自分を頭の世界、言語の世界、つまり「こうすれば−必ずこうなる」の社会から、感覚世界、自然の世界、たとえば「この嵐は過ぎるの待つ」の世界に引き戻してくれる。

鍼灸師はこのサインを見つける仕事なのだ。

嵐のときに、動き回ればどうなるかわかりますよね。 体が発する小さなサインをライフスタイルの指針のひとつに据えることで、大きな災を回避し、頭と体の折り合いをつけていきたいものです。

煙草や酒で感覚を鈍らせないように。

嗜好品は楽しむものですよ(笑)。

GW1日目

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?

 

とはいっても外出自粛のため、お家で過ごすことが多いですよね。

杉本は例年であれば、地元の広島への帰省をするのですが今年は難しいため家でおとなしく過ごすこととしました。

 

さくら堂に入社してから初めての連休。

毎日楽しく仕事に励んでいるのですが、自分では気づいていない緊張もあってか泥のように寝ていました。

起床後は家のことを徐々に。

3月末から大和に越してきたのですが、なかなか部屋のことができていなかったのでこの機会に荷ほどきや掃除にいそしむこととしました。

 

ものが多いのでなかなかはかどらず…普段まとまってできないからこそ、連休中に片づけていきたいですね。

ただ連休だからこそコンディションを整えることも大切だと考えてます。

しっかり休んで、今まで気になってたことを勉強して連休明けに備えたいと思います。

 

 

心を養いましょう

今年も良書と巡り合うことができました。ミヒャエル・エンデ氏の『モモ』や辻信一氏の『常世の舟を漕ぎて』などです。

良書に出会うと自分の内面と直面せざるを得ない状況に追い込まれます。一時には少しばかり精神バランスを崩したりするものですが、そのうち安定に向かい、患者の内面とも今まで以上に対峙できるようになる気がしてきます。

とかく中医書や古典類などの漢字ワールドに浸っていると、また原稿書きに精を取られ過ぎると、心のゆとりがなくなります。

我々は理をもって病態を分析し、技をもって理を表現します。そして心のゆとりをもって患者を包みます。

不惑を過ぎると腕力で治療することにかげりが見えてきます。理や技とともに心の成長が是非に必要になるのではないでしょうか。

心の栄養に気を使いながら日々の臨床を大事にしていきたいものです。

 

養生は何も体のことだけではないのです 

それには良い本と出合いたいですね。  (医道の日本年頭所感より)


あなたの出す空気が原因かも

 相手は鏡

職場や学校で理由はわからないのですが、ウマが合わない人がいるものです。

相手が自分のことを嫌っているように感じられたりします。確かに本当に嫌われているケースもあるかもしれません。万人に好かれることなど土台無理ですかね。

人は誰しも、自分の期待を。体で表現します。

何のことかわかりませんね。

例えばあなたが誰かに好意をもっていたら?あなたはその人の前で自然に微笑んだりしませんか?すると相手も何だか嬉しくなり、微笑返しをしてくれます。そこであなたはその人を感じの良い人だと認識し、さらに好意を持つようになります。

中学生に戻りましょう。誰かを始めて好きなっちゃいました。でもこの感情をスートレートに表現

するのを躊躇います。ドキドキして、逆に相手の前でつっけんどんな態度を取ります。

《ザ・思春期》ですね?????i?{???????j 。

すると相手もあなたに反応して、悪態をついたりします。そこであなたは嫌われたと感じ、この初恋は成就しません?????????`?i?????????j

あなたの職場で、あなたが相手の仕事に集中しているとき、俗に言う聞こえてない状態のときに微笑んだとしたら、当然相手は無視しますね。聞こえてないわけですから。

するとあなたは面白くありません。今度は相手が聞こえている状態のときに微妙に、その感情が態度に出てしまいます。相手もいい感情は持たないでしょうね。

なんとなくしっくりいかない関係が出来てしまいます。

相手の状況を読む。いつもできるだけニュートラルな状態を保つ。

相手が自分を嫌っていると思えば思うほど、

その証拠となる行動のみに注意を払うようになりますよ。

頭が相手のことで一杯になる。

気持ちも??????アップアップ??????

心のバランスをとるために

疑う、怒る、嫌う、悪口をいう。

これを僕たちは肝気鬱と呼んでいます。

このうならいためにも、この心の仕組みを憶えてください。

養生にはなる前の知恵も含まれます。

拡大養生論とでもしておきましょう。

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夜間尿から腎の強弱を割り出す

問診で夜間尿の有無、回数を尋ねることがあります。

中医学では、身体の中(臓腑)の力を診るのに、生活スタイルの現状を詳しく聞いていきます。

今回の記事で言えば夜間尿は腎の力(下腹部あたり)を診る一つの問診になります。

尿を貯める器として膀胱があり、尿を漏らさず溜め込む力や溜めた尿を排泄する機能を腎気が担っています。膀胱は器としての実体、腎気は機能的な性質として考えるとイメージしやすいでしょう。

 

日中起きてる時は一般的に2〜3時間に一度は行かれるかと思います。

いっぽうで夜は連続睡眠がとれる方は6〜7時間ほどトイレに行くことがなくなります。

上記の事だけ見れば、みなさん睡眠中に一度は起きてしまうことになりますが、起きないことの方がが多いです。それは腎気の溜め込む力が働いてるから睡眠中に起きないと読むこともできるのです。

夜間尿がある方は腎気の力が落ちている可能性もあり、主訴と絡むようであれば腎気の力を上げていくことも治療の中に加味していきます。

この腎が弱く、夜間膀胱に尿をため込むことができない方には《四股》をお勧めします。

あのお相撲さんが土俵でやる儀式?というか動作です。

あれは足腰の強化、臓腑レベルでいえば腎の強化運動です。

だから稽古中も必ずやるわけです。

あの体重を支える腎(腰)が弱ければすぐに怪我をし、すぐに内臓疾患にかかります。

極端な言い方ですが、

異常なまでに体重を増やしていきながら、病気や怪我を防ぐ防波堤が四股だと考えています。

 

続・アメリカの鍼灸師

2020/5

前回お話ししたアメリカの鍼灸大学の学生達の研修が無事終了しました。
今年はアメリカの学生を含め、100名近い学生と話したでしょう か。

ときにこちらの常識が通用しないときもあります。 

○アメリカ人からの質問
 《何故日本の鍼はとても細いのですか?》
 日本人は刺激に対して、あなた方より過敏であるので、太い鍼は体質上合わないと説明しました。ウーム半分以上の学生が納得いかないようです。
 《何故日本人は過敏なのですか?》

 食い下がりますね(笑)。食べる量が違います。皮膚を流れる気血は食べ物から生産されるわけですから、あなた方より皮膚状の気血が少ないのですよ。血が少ないと 過敏になるでしょう。中医学的な説明です。

《何故食事量が少ないのですか?》

 答えれば答えるほど泥縄になってきた。ここは視点を変えるしかない?????[???i???j?_?b?V???i?????o???????j???e

日本には「縮みの文化」があります。日本人が物作りを追求すると、すべてがコンパクトになって行きます。大きな扇(おうぎ)から小さな扇子(せんす)を作ったでしょ。提灯(ちょうちん)提灯に蛇腹(じゃばら)をつけ小さくしたでしょう。最近はカセットテープレコーダーからウォークマンを作りました。
 これが日本が誇る《縮みも文化》なのです。ブラボー???[???i?????????jやっと全員が納得してくれました。

 

 

アメリカの鍼灸師

2020/5

10年前の出来事です。

👇👇👇

お盆の最中(8月15日)にニューヨークのとある鍼灸大学の学生達の研修を引 き受けることになった。日本の鍼灸事情の視察ということらしい。総勢12名・・・さてさてどうなることやら((´∀`))ケラケラ


         〜〜 中略 〜〜
ニューヨークと鍼灸というと、奇妙な取り合わせのように思う方もいるはず。 実は北京、東京、ソウルなど、東南アジアの主要都市を除けば、最も鍼灸の盛んな街がニューヨークなのである。 ここにアメリカのリアリズムを見る。有効な治療はどんどん取り入れる現実主義と いってもよい。 数年前にアメリカ国立衛生研究所は、鍼灸の治療効果に関する研究成果を公開した。
詳細は割愛するが、要旨は「効く理由はわからないが、統計処理を行ったとこ ろ、対象とした疾患で有効性が認められた」という内容であった。 つまり国立衛生研究所は効いた理由はわからないが、効いたことは事実だ、と いっているわけである。
そして現在、アメリカ国民に益する治療としてどんどん受け入れられてきた。 つまりアメリカのリアリズムの根幹は「何故そうなる」を問うより、「どうしたら良くなる」を考える点にある。 これを忘れ、彼の国と付き合うと、手痛いしっぺ返しくうことになろう。

 

プロレス

ちょっとマニアックな話です。

中2の時から現在まで毎週欠かさず購読していた『週間ファイト』が遂に廃刊となりました。 愛読者としては寂しい限りです。家人は大喜びです(笑)。 『週間ファイト』には、プロレスを考えるためのエッセンスがふんだんに盛り込まれていました。 馬場・猪木対立時代には、読者の様々な意見を取り上げてくれました(国際プロレス派もありました)。 また、八百長と蔑すまされたプロレスに思想という光を当てたのも当時の井上編集長の功績です。 レスラーの強さ、悲哀、人生観などを表現したひとつのスタイルがプロレスであると…。 最近は『K1』『プライド』 などリアル格闘技の全盛期とされています。これはこれで面白いのは事実です。しかし、それがプロレスを否定することに繋がる風潮はいかがなものでしょうか。 【軸がひとつ?】
ものの善悪などを考えるとき必ず基準がありますよね。つまり、何かの視点から判断するわけです。その視点がひとつしかないと、非常に分かり易いわけです。プロテスタント原理主義から見ればアメリカが正義でイラクが悪です。イスラム原理主義なら逆ですね。 リアル格闘技から見れば、プロレスなんか馬鹿に見えるでしょうね。 その馬鹿に見えるーそこを楽しむ視点があれば、面白いですよ。 プロレスは…。
様々な主義主張があり、それを聞く余裕ある。そこにある相手の正義も認めましょう。 そして自分の中で折り合いをつけていければどうでしょうか?  日本には七福神っていますよね。実はそういう意味なんです。 解は一にあらず・・・、ということです。
  

ちょっとよい話

2020/5

◇症例◇

奥様が不妊外来に通い始めた友人のK君。

ついでに自分の精子の運動率を測ってみることになりました。

何と30数%しかありません。通常50%以上ないと、自然妊娠が難しいとされています。

「不妊はオレの問題???」  こんな例、つまり男性の側に問題があることも少なくありません。自分の責任を自覚したK君は運動率アップ作戦を敢行します。 その内容は………
 1.海馬補腎丸を毎日3回飲む。

 2.太谿に日に数回お灸を据える 、のふたつです。

漢方の立場では、精子の運動率は腎精と肝の疏泄が絡みます。 ストレス、緊張、焦りなどの心理状態があれば、肝の全身の気を促す働きを停滞させます。 これを専門家は肝の疏泄失調と呼びます。運動率は著しく落ちますね。 また、腎精が転化し精子を作り出します。そこで腎精不足は、精子減少症や活きの悪い精子が増え、結果運動率の低下となって現れます。
話を戻しましょう。海馬補腎丸を飲んだり、太谿に灸を据えること腎精にアプローチする行為なのです。ちなみに太谿は脚の内踝とアキレス腱の間の拍動部に取ります。 1ヶ月後……
運動率は70%近くになりましたとさexclamation?~2exclamation?~2???i?`???L?j めでたしめでたし。

不妊症は夫婦二人の問題です。

男性も怖がらず婦人科の門を叩いて下さい。 問題がなくとも女性を温かく見守ってあげて下さい。 

愛する人の精神的なフォローを怠らないでください。 お願いします。

 

 

リアリティー

今日から11月です。温かい鍋をつつく姿を回想しながら、心穏やかに、焦らず、怒らず、無駄なエネルギーを消耗しないようにしたいものです。
昨日も韓ドラを見ていました(洪国栄:ホングギョン第7,8話)。  ある王様が非業の死を遂げた母の慈しんでいます。ただ、その慈しみ方が面白いのです。世間とかなりズレています。

彼の国は、王族の墓を稜(りょう)、庶民の墓を墓(はか)、その間つまり貴族墓をを園(えん)と呼びます。つまり高貴な人から順に稜−園−墓となります。

我が国でも天皇家のお墓は稜ですね。小学生で習う仁徳天皇陵がこれです。 この御坊堂は政局に巻き込まれ、罪人扱いにされました。 よって墓は稜とは呼ばれず、単に墓と呼ばれるわけです。

 

話を戻しますが、この王は政敵と暗闘しながら、10数年かけて墓から園に呼び名を変えました。最終目標は稜まで昇格させることです。さすが儒教のお国です。すごい『孝』です。 しかしドラマとはいえ、強い違和感を感じてしまいます。何に違和感を感じたかを後で考えてみました。
この王様に世間がありません。正確には宮中での出来事のみが世間です。 その証拠に、庶民は最初から王様の御母様の墓だから稜と呼んでいます。 世間では、ある特定の対象にしかリアリティーを感じない人は少なからずいます。
数学者は数字の世界にリアリティーを感じるのではないでしょうか?   この国の政治家は永田町の政局が最もリアリティーを感じているように見えます。 社保疔は、数字合わせが目下のリアリィーではないでしょうか?  

 

学問バカと揶揄される人もこの傾向が強いででしょう?

病気で苦しんでいる人もそうです。

リアリティーの世界が近眼的になりやすい傾向をもちます。  

臨床家を目指すなら、常に世間、人の感情、世の中の動勢などに意識を向けなければなりません。

世間に流されるという意味ではありません。『下々(しもじも)の皆さん、私は庶民派だから、スーパーを15分も廻りました、偉いでしょう。カップラーメンは400円でしたっけ。では、オークラでディナーがありますから、後は良きに計らってください』って感じの人がもしいたら、早く稜を作ってあげたくなります。 『君子に義あり』、これは一国民からの諫言です。

時間を味わう

物は貯蓄できるが、時間は貯められません。時間は常に消耗するものなのです。
現代のキーワードは『楽・欲・得』です。
なるべく楽をしながら、欲望を満たし、得を求める。

この観点で大量生産、大量消費が成り立つわけです。

回りを見渡すとあらゆる生活道具が散乱していることに気づくでしょう。

そのうちのいくつかは私たちの創造力で代用できるのではないでしょうか。

創造的我々であるにはゆっくりとした時間が必要です。

《楽するではなく、楽しむ時間です。欲望ではなく、良く観る時間です。得するのではなく、世の中を解く時間が必要です》 

漢方で考える生き方の基本は、自然との共生であり、他者との共感であります。
ある意味で童心の心を取り戻すことで、時間をゆっくり味わえるのです。

物理的時間は何人にも同様に与えられますが、心の持ちようで何倍にも感じることができます。

心の中に朝を迎えましょう。

※今のこの時間を味わおう、と決めください。 

痛みには便を出せ

おはようございます。金澤です。

台風21号が関西を通過しているみたいですね。今朝の通勤、台風の影響で関東も交通機関に影響が出ていました。外出される方は気をつけてください(^^ゞ

最近、台風に名前ついてますよね…あれ、面白いですね!面白いの意味は読み手のご想像にお任せします。笑

 

さて、今日のお題は「痛みとお通じ」です!

急性の激痛を伴う疾患でよく見受けられるのですが、受傷後にお通じが出にくくなる方がいらっしゃいます。特にぎっくり腰や胸椎・腰椎の圧迫骨折後などの腰背部痛に多いように感じます。

強い痛みを生じると東洋医学でいう気の生理機能が失調します。特に、この話でいうと消化管の機能失調が顕在化してきます。消化管の機能は食べて出す、上から入れ下に出す!です。(二回言わなくても良いか…)消化管は他にも機能はありますが、ここは単純な気の方向性、ベクトルにフォーカスした話です。先ほども挙げたように痛みで大腸の機能が失調すると、お通じが出にくくなる方がいらっしゃいます。このような場合、鎮痛と同時に通便を治療に組み込むと効果がよい傾向になります。

 

~院長~

これは伝統医学の極意のひとつです。

1 便を出すことにより気の停滞を促す

2 便を出すことにより熱を取る

が主作用です。

湯液(漢方薬)にはこの使い方が多いですね。

なら急性疼痛で主因が気滞血オであるか血オから熱化したものに有効となります。

支溝、三陽絡、次リョウなどがこのような役割のあるツボですが、端的に下剤を使っても良いと思いますよ。ただし下剤はこの

ような状態の時だけにしてください。乱用は勧めいたしません。

便利の不便

2020/5

早いものです。もう5月に入りました。・・・と言っているうちに春になり、夏になり、そして爺さんになっていくのでしょう。

最近、私が通勤に使う東横線が遅れます。ほぼ毎日遅れます。

神奈川と埼玉が乗り換えなしで結ばれたため、埼玉での遅れや都内の地下鉄線内の遅れが、直に影響するようになりました。 

あまりに連絡網を密にするのも考えものだなぁ〜、という気持ちにさせられます。

こういうのを「便利の不便」と言うのでしょう。 

便利は行き過ぎると弊害も大きくなる典型でしょう。 

車🚗にばかり乗るー歩かなくなるー足が弱くなる。 

パソコンで文章を書くー漢字が書けなくなる。 時々黒板で字を書くとき、らしい漢字は書けますが、微妙に違う( 伝統医学系の漢字は結構難しい・・・苦しい言い訳💦💦💦)

 

これは養生を考えるときに結構大事な視点です。

あれをしましょう。これをやめましょう、も大事ですが、一度日常生活を振り返ってみませんか?

必要以上の便利を享受していないでしょうか?

わずか数十mの階段を歩くだけでも×365日なら良い運動になります。

こういうものを探して是正するだけけっこうな養生法になるものもあるのです。

早速リストを作ってみてください。

 


 

 

薬膳と湯液は自転車と車

2020/5

本日、湿熱性の皮膚疾患を患う患者さんが以下のようなひと言を・・・・

『湿熱を取る食品を食べているのですが、全然効きません』

?????

それは無理でしょうね

まず整理すると湯液(漢方薬)と薬膳(食品)は、

同様の効果(たとえば冷えを取るとか熱を取るとか)があっても、

その強さが全然違います。

たとえるなら、同じ前に進むことができても、自転車と車ぐらいに違いがあります。

急性の皮膚病のような疾患では、通常薬膳での対応は難しいでしょう。

慢性疾患や体質改善的ならば、薬膳で時間をかければ効果が期待できます。

 

つまり

〇薬効   薬膳(食品))<湯液(漢方薬)

となります。

逆に栄養価は

〇栄養  湯液(漢方薬)<薬膳(食品)

となります。

これは鍼灸と家庭で行うツボ療法にも言えることです。

火事のときはやはり消防車に出動してもらい、落ちついたら薬膳、家庭のツボ療法などで、体質を徐々に変えて行くという視点が必要ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

何事も適材適所が大事ですね。

プレッシャーには踊ろうよ

2020/5

一般に鍼灸院では比較的、痛みを主訴に来院する方が多いようと思います。

90%以上が痛みの方という所も少なくありません。

うちは少ないほうですが、それでも半分の方が痛みを主訴とします。

そこで痛みのレベルが落ちていくことで通院のモチベーションに繋がります。

しかし不妊治療に関しては話しが違います。

もちろん筋腫や内膜症で生理痛が強い方もおられますが、ほかの主訴と比べて自覚的な痛み指標が少ない気がします。

その代わりではないでしょうが、精神的なことや仕事上などで、色々なプレッシャーを抱えながら生活しています方の割合が高いように思います。

不妊治療が長く続くと不安、イライラや悶々いったネガティブな感情で日常生活が楽しくなくなってきてしまいます。

一番問題なのは視野が狭くなってきてしまいます。

伝統医学では、そういう状態が続くと気血の消耗や気血の停滞を呼び込みやすくなり、さらに不妊レベルを上げるといったジレンマに陥ります

精神、肉体的な緩和のために、《ご自身の心が踊ること》をしてあげてください。

現実的に難しいかもしれませんができる範囲で探してみてください。

JRさんなら《そうだ、京都に行こう》でしょうか、残念ながら不要不急ですが💦💦💦

好きだったことを思い出しましょう。

今の視点から解放してあげてください。