〒242-0021 神奈川県大和市中央3-8-26 杉中央ビル1階

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水曜日・金曜日・日曜日・祝日

R1,6/25

お疲れ様です。金澤です。

前回の続きになります。

3階にある東豊書店さんの入り口です。入り口の外にまで本が積まれています。本の山でした…汗

店主らしき人がいたので

自分:「やってますかー?」

店主:「…」無言。言葉なしで親指で入れとの合図。

最初からパンチの効いた感じでした。笑

中は本だらけ、古い本特有の匂い、天井いっぱいまで積み上げられた本、通路は横にならないと通れない所も。通路に幅がないので上の本を見上げるのも大変。おまけに横に積み上げられているものもあるので、どうやって引っ張りだすのだろうと疑問も湧きました。笑

小一時間ほど居座ってお目当ての本をゲットして帰りました。

普段いく本屋さんは綺麗、本が見やすく陳列されているのでギャップが感じましたが、あまりない経験をさせて頂きました。

初めて行きましたが、長年続いていたお店がなくなるのは寂しく感じますね。歴史を感じるお買い物になりました。ありがとうございました。

R1,6/25

◆泄瀉(せっしゃ)

泄瀉とは大便の回数が増えることを指すのであり、糞質は溏薄(薄くドロドロしている)か未消化便で甚だしければ水様に至ることを言います。

泄と瀉の単体での意味は、大便溏薄を゛泄゛といい勢いが緩いもの、大便清稀(サラサラで水分量が多い)を゛瀉゛といい、水様で勢いが急なものをいう。

余分な水(寒湿や湿熱)や脾胃の生理作用の失調(消化器)が主要の原因であり、消化吸収が上手くいかず腸に流れ、瀉となる。

夏秋の季節に急性の腹瀉は多くみられ、慢性の腹瀉の原因は脾胃がもともと弱いもの、慢性症状が中気不足(消化器系のパワー不足)を起こすもの、脾腎(お腹~下腹部)の温める力、活動力が落ちることによって起こしやすい。

・タイプ別

急性腹瀉

主な症状:腹痛・腹張・腸鳴・急に下す・便質は食物が混じっている・便の回数は多い

兼ねる症状:口渇・小便の量が少なく、黄色い・胃の上部の気持ち悪さ、もたれるような感じ

治療方法:余分な熱や身体に溜まった水を捌く(清熱利湿)

慢性腹瀉

主な症状:大便溏薄或いは食物の未消化・腹痛および飲み食べは情緒と関連する・朝起きて下す人は腎陽の不足(下腹部の温める力)からくるものである。

兼ねる症状:飲食を望まない・精神疲労と手足のだるさ・腹痛は弱く痛む

治療方法:下腹部・お腹の温める力を強める(温補脾腎)

清熱利湿に対応するツボは熱が溜まりやすい陽明経を使い、余分な水を捌きやすい脾経のツボに腹部のツボを使用することが多いように思います。

慢性系の腹瀉は温める力をつけるために灸を多用する。

急性系は食あたりや暴飲暴食など一過性で終わることが多いですが、慢性的に泄瀉が続くと気血の生成が落ち、痩せていくか太れないなどが出てきます。太れない方はには脾腎のパワー不足が絡んでいることも多く感じます。

〜院長より〜

泄瀉は下痢のことです。本当のところ、もう少し意味はに広いですが・・・。

急性・慢性の違い、原因の違いで使うツボが相当に変わってきます。意外に難しいのですよ。

下痢は便が水のような状態になることを指します。

細かく説明すると、「水のような便の回数が増えること」・「1日に200ml以上の便をすること」が下痢の定義とされています。

小腸・大腸の水分吸収が減ることと胃腸から出る水分が増えることが原因とされている。

急性症状としては暴飲暴食などの生活習慣から生じるものが多いが、慢性症状としては、ウイルス・細菌の感染や潰瘍性大腸炎・過敏性腸症候群・大腸がんなどによって生じます。

●下痢についての東洋医学的解説

東洋医学では「腹瀉(泄瀉)」という。形のある大便ではなく、泥状、水様、未消化の大便を排便するとともに排便回数が増加する。

ちなみに「泄」は排便時に希薄な大便が緩やかに排出させる症状を指し、

「瀉」は排便時に清希な大便が水の様にまっすぐ流れ注ぐ症状を指す。

大便の性質・五臓六腑のどこに失調があるかなどによって分類されている。

 ①湿熱による下痢(熱タイプ)
多くは高温多湿な気候が原因。胃腸の機能や糞便を排出する機能が過剰となった結果下痢が生じる。

(特徴)急な発症・黄色い水様便あるい膿血便が出る・匂いが強い・肛門の灼熱痛が伴う
(身体症状)口の渇き・多くの水分を飲みたがらない・小便は赤色で渋る・腹部膨満感など

②寒湿による下痢(冷えタイプ)冷えが原因。なま物や冷たい物の過剰摂取・寒冷、多湿な環境によって活などによって胃腸が冷えてしまう。冷えは胃腸の消化吸収能力の低下を招くため下痢が生じる。

(特徴)サラサラとした水様便がでる・悪臭は生じない・お腹の痛み(温めること・さすることで軽減)・お腹の張り
(身体症状)食欲不振・四肢の重だるさ・頭痛・小便の量が多く無色など

③食積による下痢(食べ過ぎタイプ)食物が胃腸に停滞し、消化できなくなることが原因。暴飲暴食などにより飲食物の消化吸収から排せつまでの一連の流れに停滞をもたされた結果、下痢が生じる。
(特徴)お腹が痛むとすぐ下痢する・下痢した後は傷みは軽減・臭いを伴う
(身体症状)ゲップもにおいがする・食欲不振など

④肝気犯脾による下痢(ストレスタイプ)ストレスや感情の急激な変化に伴い発症する。精神的な刺激が「肝」の物質をスムーズに流す機能に影響を及ぼす。この機能の低下が消化器にも波及することで、消化吸収能力が低下し、下痢が生じる。
(特徴)下痢する前にお腹が張る・未消化便・下痢した後も痛みはおさまらない・精神的刺激によって誘発される
(身体症状)側腹部の脹り・食欲不振・ゲップなど

⑤脾虚による下痢(胃腸が弱いタイプ)消化器の弱い体質によく見られる。飲食の不摂生・過度の疲労・長期間大病を患うことなどが原因となる。消化・吸収機能の低下により下痢が生じる。

(特徴)大便が希薄で未消化物が混ざる・脂肪分の多い食事の摂取排便回数が増加

(身体症状)食欲不振・食後にお腹が張る・顔色は黄色い・心身疲労

⑥腎虚による下痢
長期間下痢が続くことや加齢が原因。消化・吸収能力の低下を招き、下痢が生じる。
(特徴)
下痢は長期化して治癒しない・夜明け前に下痢することが多い・未消化便

(身体症状)体が冷える・膝腰の重だるさ・下腹部の冷感など

上記代表的な6つの原因を挙げました。

「下痢」一症も調べれば調べるほど様々なことが記載されております。

ブログの更新が滞ってしまったため、またの機会に改めて掲載したいと思います…。 

スタッフ 杉本

※新着時期を過ぎると左サイドバー《胃腸の不調》に収められています。

R1,6/23

お疲れ様です。金澤です。

今日は潜入リポートです。ただ書きたかったので書くだけです(´・ω・)

興味のない方はごめんなさいm(_ _)m

先日、先輩から情報を頂き、代々木にある東豊書店が6月で閉店するので行って来ました。※潜入ではなく中医書のお買い物です。

東豊書店さんの入っている「代々木会館」は別名「東京の九龍城砦」や「東京の魔窟」と呼ぶ方がいらっしゃるそうです。東京の一等地に魔窟と例えるなんて、どんな建物なの!?と買い物に行くより建物に興味を持ちました。笑

とりあえず写真でみてください

綺麗なビルの中に一棟だけレトロ感が強い。笑

建てられたのは50年前の1969年だそうです。

とりあえず今日はここまでにしておきます。

次回へ続く…

R1.6/20

今回はリュウ閉です。リュウは、やまいだれに隆です。名前ではありません。

これまた対応できないのでカタカナで失礼します。

リュウ閉は排尿困難を指し小便が少量あるいはポタポタ出るものいう。鼠径部が張ったような痛みがあり甚だければ閉塞し小便がでないこともある。

リュウは小便が出にくい、ポタポタと落ち(点滴の様)、病の勢いが比較的、軽いものの多くは腎気の消耗によって膀胱に影響して起こることが多い。

比較的急性系のものを閉と呼び、多くは湿熱の滞留や外傷、手術後などが原因で膀胱に影響し尿閉を起こす場合がある。

・タイプ別

実証(余分なもの)

主な症状;小便の出が悪い或いはポタポタ垂れる、下腹部が張って尿意を催す、甚だしければ痛む

兼ねる症状;喉が渇くが飲みたくない、お通じの出が悪い

東洋医学的な分類・・・湿熱や手術後など

虚証(パワー不足)

主な症状;下腹部が張って落ちる感じ、尿意を催すがしっかりと出ない、小便後のスッキリ感はない

兼ねる症状;腰膝のだるさや冷感、精神疲労

東洋医学的な分類・・・腎虚・腎陽虚

実証、虚証ともに共通することは通利すること。お小水の道を通してあげることが大切になります。

それとお小水が出にくくなるベースの原因に合うツボを刺激すること。これが治療になります。

腎経、脾経、三焦経のツボがポイントになってきます。

臨床をしていると湿熱や手術後(腰部脊柱管狭窄症)などでリュウ閉を起こすことは結構多いように感じます。

このようなリュウ閉の症状の方は、お小水が出にくいから水を飲みましょう!だと身体にお水が溜まりやすくなってしまうので気を付けてください。

R1,6/18

タイプ別シリーズ顔面神経麻痺です。

東洋医学では顔面神経麻痺を面タンと言います。(変換できないのでカタカナで失礼します)

主に突然発症し一側の口、目が歪み、顔面部は麻痺し板のような表現をする。どの年齢でも発症する可能性があり、比較的男性が多いとされている。

大多数は顔面部に冷えを受けることや睡眠中に風寒の邪を受けるなどの病歴がある。

現代医学の中枢性と末梢性の顔面神経麻痺に分けられ、本章は末梢性の顔面神経麻痺について書いていきます。

顔面神経に支配されている顔にある筋肉の運動麻痺をベル麻痺と言います。

このベル麻痺の原因は明らかになっていませんがウイルスが関与しているといわれています。

顔の筋肉が動かなくなったら、現代では病院がファースト選択になるでしょう。

中枢性でなく末梢性であれば薬物療法(抗ウイルス、ステロイド、ビタミン剤等)が一般的かと思います。

その次の選択肢の一種として鍼灸が入ってくる方が多いように感じます。

主に急性期が多いので急性期症状に限定して今回は書きます。

突然発症し一側の顔面部の板のような感覚麻痺、目が閉じられず涙を流す、口角が落ち、頭痛、耳の後ろや耳の下の疼痛などが主な症状。他に冷たい風を受ける、発熱、歯痛、中耳炎、帯状疱疹などの病歴がある。

東洋医学では、顔面神経麻痺の急性期は原因は風寒の邪の侵入が一番病因になります。

そして治療としては風寒の邪を取り除く治療を行います。代表穴でいえば合谷や足三里などの顔面部にまで伸びる陽明経のツボを使って行います。

このような考え方で顔面神経麻痺を治療していきます。

R1/6.10

おはようございます。金澤です。

関東は梅雨に入りましたね(´・ω・)

蒸し暑い日もあれば、ひんやりと冷たい感じもあり調節が難しいです。

汗を拭いたら可能な限り汗を拭くようにお願いします。皮膚表面の汗(水)が悪さをすることもあるので気をつけてください(^^)/

前回は食後困頓・食後眠くなる状態を東洋医学視点で書きました。

前回の記事→食後困頓〜梅雨に向けて~

原因としては脾気の力不足、もしくは身体の中の湿気と外の湿気の影響と書きました。

よく分からないこと言ってんなーと思われるので日常生活で具体的なことをお話します。笑

第一選択として、まずは食事の管理が大事になります。

特に炭水化物系やお酒などの水分量、油の多い食事など摂取を少し控える事をお勧めします。

上記のものは身体の中に湿気を溜め込みやすく、脾気の力(消化機能)を落とす要因にもなります。

パン、麺類など炭水化物系を主食にされている方が多いと思いますが少し抑えてください。最近思うことは血中インスリンの変動と脾、湿との関連性は強いものなのかと感じています。あくまでも主観な考えではありますが…

麺やパンはおいしいんですけどね(+_+)あっ!お酒も油が多いのも美味しいですよね!笑

湿気の多い時期はお腹の養生に食べ物の量や質(湿だけに!笑)の変化を少し取り入れてはいかがでしょうか?梅雨〜夏にかけての過ごしやすい身体を作りましょう(^^)/

おしまい

R1,6/4

お疲れ様です。金澤です。

ここ一カ月ほどブログさぼっていました。(>_<)

日付がH(平成)からR(令和)になって初ブログかもしれません。

令和もスタッフブログをよろしくお願い申し上げます。_(._.)_

令和一発目は「食後困頓」(しょくごこんとん、と読みます)

食後困頓とは

食後に疲れだるさで眠りそうな状態、或いは食事中に疲労し食事を止めて入睡してしまうものを食後困頓と呼びます。

前者は患者さんにお話を聞くとよくある症状で、後者は食事中に寝てしまうの?と思われるかもしれませんが極まれに聞く症状であります。

食後困頓は主に消化器系(脾)の状態によって出現してきます。

1、消化機能の低下・・・消化する力のパワー不足により昇るべき気が昇れず眠くなる

2、湿気の影響(外の湿気と身体の中の湿気)・・・昇る気の力はあるが気を阻む湿気によって昇れずに眠くなってしまう。

2つの違いは昇る力を阻むものが原因になるか、昇る力がないのが原因になるかというところになります。

主訴でいらっしゃる人はあまりいませんが、胃腸の状態把握もしくは胃腸からくる症状の鑑別でよく聞くことがあります。

食後に眠くなりますか?そんな意味でお話を振っているのです。

おしまい

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