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2014/11

《症例・膝痛》

膝痛の患者さん。

元々の変形の上に、膝をひねり来院。

ほぼ11年間休みなしの生活。

ご苦労様です。

予想では5回ほどかかるでしょう。

今日は膝の位置の矯正がメイン。

治療後、痛みが半減されたので、この方向で間違いないと思います。

もう少し寝てほしい、休んでほしいのですが、ご本人が一番自覚されています。

人それぞれ、お役割がありますので、正論だけ吐くわけにもゆかず、なかなか厳しいところです。

ありがとうございました。

※眠らない街の住人とは大変なものですね。

おはようございます。金澤です。

暑く溶けてしまいそうですね!

今週金曜日にある講習会の準備をしていて面白かったので記事にアップしていきます。

よく患者さんで体重が増えたから膝が痛くなった、膝が痛いから太っているなどのお話を聞きます。

うーん、確かに体重が増えると膝への負担は大きくなります。ただ体重増=膝痛とは言えない部分もあるので直結のものではないと私は考えております。

もちろん膝に負担がかかる動作で下り坂、下り階段などは体重の4〜7倍の負荷がかかるといわれております。

でもですよ、体重量が多い人でも膝痛になっていない方も多いのも事実です。

病態によって異なりますが痛みには時間的な経過(急性、慢性)があり、慢性の場合は身体のバランス、関節の可動性、関節を支持する筋肉量と筋肉の質(柔らかさ)がポイントになってきます。

ここからは東洋医学のお話を絡めて。少し強引ではありますが胃腸の不調と膝痛を繋げます。

体重が増えてしまうのは胃腸の代謝が落ちている証拠になります。

東洋医学で言えば脾気虚がスタートラインになることが一般的かと思われます。

脾気虚から派生するルートとして2通り挙げてみます。

1、脾気虚〜湿盛〜痰飲

胃腸の代謝が落ち、余分なお水(湿)が体内に貯留します。余分なお水が下肢に溜まると浮腫みや倦怠感など症状がおこり下肢の関節の可動が悪くなることや、膝回りに気血が行き届かなくなり負担になってきます。結果的に痛みとして現れることもあります。

2、脾気虚〜気血不足

胃腸の代謝が落ちて必要な気血が作られず筋肉や骨に養えなくなり痛むケースになります。この場合だと下肢の筋肉量が落ちた、もしくは血の産生が追い付かず筋肉の潤いがなくなり柔軟性が落ちてた(固くなった)、または気血の循環する総量が減り、下肢の疲労感としても自覚しやすい傾向になります。

何かしらに違和感なりを感じて徐々に痛みとして現れることが多いように思います。  

外傷歴や過去に膝を痛めたことがある人以外は急激に膝痛が起こることは、あまりないと思われます。

体重が増えた、胃腸の調子が悪く、下肢症状が出ている、膝の違和感があるという方は少し気をつけてくださいね!もちろん痛みがある人もですよ!

おしまい

2014/11

《症例・五十肩》

かなり難治に見える関節周囲炎(五十肩)。

夜間痛がひどく、まだ急性期です。

全体を見ると筋肉繊維の発達しているところと、痩せているところのバランスが悪い。

頸椎処置をした後、肩から発汗させる。

その後、火針・・・・・。

初診の方なので何とか痛みだけは除去し、安眠できるようにして差し上げたい。

可動域の改善はその後に考えよう。

※五十肩の鍼灸治療は、痛みを先に取るか、可動域の改善から入るかのどちらかです。

今回は痛みの除去から入りました。

(注)この写真はご本人とは関係ありません。

2014/11

《症例・足底痛》

見た目にも老化が著しいご婦人。

年より10歳は老けて見えます。

主訴は足底が痛く歩けないということ。

胃下垂もひどく、骨盤内に入り込んでいます。

ちょっと圧が加われば、脊椎の圧迫骨折でもしそうな気配。

右尺脈がかなり重度の軟脈

これは命門の衰微といって、かなりの生命活動能力の低下時に見られる脈です。

証なら腎陽虚から陰陽陽虚に入っています。

治療後の痛みは少し良くなりましたが、

その後の治療計画は滋陰のツボに鍼し、お灸も多用し、命門の衰退に対処していきます。

2014/11

《症例・涙目》

涙目を主訴に鍼灸院を訪れる方はそう多くはありません。

大きく、陰虚型、熱型、気虚型に大別します。

この患者さんは詳細を省きますが、

あることが続き非常に疲れ、

時々あった涙目が恒常的に起こるようになった例です。

朝だけあった涙目がほぼ一日中起るようになりました。

衛気虚と判断し治療しました。

1年前からの悪化していましたが、一度の治療で涙目の起こる頻度が半減しました。

学ぶことが多い臨床例でした。

ありがとうございました。

2020/5

しもやけは良く診る症状である。

四肢末端、とくに足の指先が赤く腫れて、痒みや熱感があらわれる。

まれに耳たぶにできる人もいる。

冬場に発症しやすいため、冷えが原因と考えがちだが、そうとも言い切れない。

その証拠に暖かい部屋に入るとジンジンとした痒みと痛みといえない感覚になることが多い。

ビタミンE配合の外用薬か内服薬とステロイドが一般的だろうか。

ときおり当帰四逆加呉茱萸生姜湯を飲んでいる方も(まぁー効能書きに入っていますから)。

ただし、これらの処方で完治した方を一度も見たことがない。

さてさてどうしましょう。

僕が考えるにしもやけは循環障害ではあるけれど、東洋医学でいう陽虚や寒邪が原因ではない。

むしろ本体は抹消の血不足である。

始めに患部の活血をした後、どんどん養血する。

心、肝、腎のうちどこのルートからの血が足りないのかを推察してしかるべき処置をする。

おはようございます。金澤です。

中医学と関係ない話ですが、糖尿病関連の本を読んだので印象に残ったことを挙げていきたいと思います。かなり抜粋し要約するので、気になる方は本をお読みください。

糖質制限の真実

山田 悟  幻冬舎新書

・欧米人はインスリンを出す力が強い

・日本人は欧米人に比べインスリン分泌能力が低い

・食後血糖の急上昇に身体に負荷をかける

・カロリー数は上がるがたんぱく質、脂質、食物繊維は食後血糖の上昇を抑えてくれる。

・血糖の上下動が身体内の酸化ストレス(老化)を強める

欧米人はインスリンを出す力が強く肥満になるまで血糖値異常が出ないことが多いが、日本人はインスリンの分泌能力が低いため痩せていても血糖値異常が表れやすい。

糖尿病でカロリー制限を行うのは欧米人に合ったやり方であり、日本人はカロリー制限よりも糖質制限を主に行った方が血糖のコントロールがされやすく継続しやすいという内容であった。

戦後から糖尿病患者数は増えており栄養過多、偏り、運動不足などが考えられる。

そこで山田先生は「ロカボ」という糖質制限の食事を提唱している。ここでは詳細を省きますが気になる方は調べてみてください。

日本人は一汁三菜に米ですね!それと運動習慣をつけることも大事ですね。

好きなものばかりは将来身体に負荷をかけてしまいます。多忙で飽食な時代であるからこそ、節制を改めようと思うこの頃でした。

おしまい

2016/11

《症例・感冒2例》

今月20日までに仕上げなければ原稿が5本溜まってしまい、仕事以外に身動きが取れない状態でした。

まずはブログ更新をしていない言い訳です。

これからぼちぼち更新をしてゆきます。お暇なとき目を通してください。

昨日面白いことがありました。

たまたまベッドが横並びになった患者さんの話。

お二人とも主訴は感冒。

引いた日も2日前。

おひとりは風熱感冒、つまり熱型の風邪。

もうひとりの方は風寒感冒、冷え型の風邪。

見事に真逆です。

一昨日は冬に入ろうかというこの時期にしては、かなり暑い日でした。

話を単純化しますが、個々の体質や生活状況を考慮しなければ、一昨日は昼間暑かったとはいえ、夕方から夜半にかけては相当に冷えました。

1日だけ暑い日があっても、その前後の日が寒ければ、グラフ的にいうと暑くなる途中では熱型の風邪を、寒くなる途中では冷え型の風邪を引きやすいのです。

冷え型、熱型では取るツボが全く違ってきますねー

※この記事は新着時期を過ぎても左サイドバー《その他の症状》の中に収められています。

2015/9/17

急激に涼しくなりました。

急激な温度変化や台風・大雨の影響で

体調を崩されている方が多いようです。

治療院にも予約されている患者さんから

『かぜをひいてしまったので、キャンセルします!』

というお電話が何件かあります。

感冒(風邪)にも鍼灸はてきめんに効果を出してくれます。

意外と知られていないようで・・・。

なんだか、もったいないな〜と残念に思います。

『ん?おかしいな?風邪をひいたかも?』

と思った時は、秒・分刻みの戦いになります。

どうぞ鍼灸をうまくお使い下さいね。

不明な点は、遠慮なく、お問い合わせ下さい。

お疲れ様です。

今回は筋肉が攣るお話です。

筋肉がつるというのは自分の意識に関係なく起こる筋肉の収縮です。

一般にこむら返りが有名ですが、足の親指や向う脛が攣ったりします。背中の攣りも良く診ます。

本来、筋肉は伸びる、縮むの運動することで筋肉の柔軟性を保っていますが、この柔軟性が乏しくなってくると筋肉が攣りやすくなってきます。

簡単に言えば筋肉が固くなって伸びづらい状態です。

固く伸びづらくなってしまう要素は多くあります。対処法として、まずは気血を巡らせることをお勧めします。

ストレッチで筋肉を伸ばす、関節を大きく動かす、温めてみるなどが気血を巡らせます。

さらに攣ってしまうのでは?という恐怖心もあるかもしれません。あまりありませんが(* ´艸`)クスクス

無理のない範囲で気持ちよく行う様にしてみてください。

これを主訴でお越しになる方もときおりおられます。

患部の補血をいかに積適切に行うかが重要ですね。

2014/9

雑誌中医臨床の連載です。このシリーズも早や11穴めとなりました。もうすぐまる3年です。

今回は関元穴です。

関元はへその下3寸にあります。

婦人科には欠かせないツボ。

腎精を補い、卵巣および子宮力をアップさせます。

ここが充実する人、していない人。

妊娠力にかなりの違いが出ます。

腎精の不足は、血オと並び不妊症の2大病理といえるでしょう。

不妊外来の通院が長期化し、ホルモン剤の使用過多などのときには、必ず腎精の強さを確認します。

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