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2013/6

今回は百会の穴性について考えました。私のパートは歴代文献の整理。

気を持ち上げる(升提)使い方は比較的新しく300年ほどの歴史しかありません。

元々は頭部の気血の調整や風邪を散らす目的で使用しています。この流れから中風七穴に位置するようになりました。 

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2020/5

◆因果は続く

現代医学の特徴のひとつは原因論にあります。

原因論は文字通りこの病気の原因はどこにあるのか?を探します。もちろん、その原因を対応する治療をするためにです。つまりその公式は「原因を解消する=その疾患が治る」です。

私たちはその公式を当然のこととして受け止めています。

しかし、考えてみると、これは意外な盲点もあります。

現象には必ずそれを起こす原因があります。その原因もまた現象です。その現象にも原因があります。それもまたもや現象です。きりがありません。

たとえば交通渋滞の原因は何か?ー車を生産するメーカが原因だー車が増えた原因は何か?−車の走りやすい道路をたくさん作ったからーたくさん道路を作った原因はー道路公団の仕事がなくなると困るから・・・きりがないのです。

もちろん原因はひとつではありませんー渋滞の原因はー信号が多すぎるからーなぜ信号が多いのかー正確な信号を作れるメーカが存在するから・・・延々と続きます。

因果というのは常に連続性の中で続くという性質があるのです。

医学の場合はどこで線引きをするのか?という問題が出てきます。

おおよそわかる範囲に限定させます。人知の及ぶ範囲で切ります。

科学技術の発達は日進月歩です。

つまり現代は容易にさらに進んだ原因が解明されることになります。しかし、それを踏まえての治療学ですから、そこには必ずタイムラグが出来ます。

そこで、病名は細分化した(病名が増える)のに、薬が同じなどということが起こり得るわけです。

あまり穴を掘り過ぎて、周りの土砂を崩すこともあります。

私は料理を作りますが、玉ねぎのみじん切りは包丁とまな板が一番早いのです。便利そうに見えるみじん切りを作る器具は、結局洗ったりしなけばならないので労力がかかります。

人の叡智は、数々の病気の原因を特定しましたが、病人の総数が減っていないことも事実でしょう。

有機体としての調和から外れた原因の追及には若干の疑問を感じてしまうこの頃です。

2015/8/19

今年の夏はとても暑かったですね。

まだ残暑が続いていますが

だいぶ、日に日に秋らしくなりつつです。

そして、夏の疲れがドッとでてきやすい時期でもあります。

何よりもこの湿気が身体にダメージを受けます。

秋から冬にかけて気持ちよく過ごすためにも

夏の疲れを早めにケアをしておくことが

家庭での養生も同じ

できるだけ小さななうちに・・・

見つけて・・・

中和してもらう。

《転ばぬ先の杖思想》とでも呼びましょうか(* ´艸`)クスクス

これがもっと進めば《未病を治す》となります。

病気とまで言えないい小さな体のサインで予後を予想し手入れする、となります。

2015/4/19

昔、知人のスポーツトレーナーの方が教えてくれました。

『人が履いている靴の履き方や扱い方を見るだけで

その人の生活状況や身体の状態がわかる。』という。

決して、高級な靴が良いとか、安い靴が悪いというわけではないのです。

足は身体を支える重要な役割。一日、自分をサポートしてくれている身体。

歩き方や靴の使い方によって、靴底の減り方も違う。

減っている部分によって、脊柱・骨盤などの骨や内臓などの

身体のどこが具合が悪いかが繋がって見えてくるというわけなのです。

また履いている靴を丁寧に扱っているか、そうでないかによって、

その人が自分の身体をどこまで大切に意識しているかが

自然に見えてくるというのです。

そのことを知ってから、私は人の足元や靴を見ることが習慣になりました。

現在、治療院でも患者さんの靴をひそかに観察させて頂くこともあります。

症状と靴を関連性があることが多く感じています。

~院長より~

例えば靴底の外側だけがすり減る人。O脚だったりして体の側面に荷重が乗りやすい傾向を示します。それが片方のみなら、すり減る方の少陽胆経の過緊張状態や骨盤内のゆがみを形成します。

踵の後ろ部分から靴底が減る人もいます。体重が後ろに残しすぎです。手の振りが小さすぎるので慢性の肩こりになりやすく、この歩き方は腎の弱めやすい傾向にあり、慢性腰痛もあらわれやすくなります、などなど。

靴選びも重要です。

1、履き心地がよい

2、長時間の歩行で疲れにくい

 3、足首が容易に返せる(踵から着地して指先の裏から離れることが容易にできる形状、素材のもの)

4、できれば軽いもの

以上4点に留意します。

2013/6

毎年のことですが横浜の湘南医療福祉専門学校さんで講義させて頂きます。今年の前期はは5月から15コマほどの予定です。最終年の生徒さんが対象です。昨年欠席ほぼゼロの奇跡の学年でしたが、今年はどうでしょうか?

極力臨床に出たとき役に立つような内容を組み立てたいと考えています。

中医の治療学には鍼灸のほか、湯液、薬膳、気功、あん摩などがあります。その辺のことも折にふれ話せれば知識が広がり、臨床の役に立つでしょう。

2013/6

羊水減少は比較的年齢の高い方の妊娠では良くみられる現象です。

ある高名な漢方家との対談で面白い話を聞きました。

詳細は省きますが、この先生はの意識は母体ではなく、胎児に向いています。

自分には全くない視点だったので驚愕しました(+_+)

羊水の材料は知っての通り嘔吐や尿などです。つまり胎児の排泄物です。

これがないと圧力の関係で肺などの脆弱な臓器を傷めます。

この先生はある生薬で胎児の利尿を高めるそうです。

もちろん弁証の枠内で母体を診ることも忘れません。

この発想というか視点は研究の余地が大いにあります。それを鍼灸でどう表現するか。

また、新しい課題が増えました。なかなか辞められませんね。

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※このホームページは鍼灸治療のほか医学、歴史、地域、時事、感情の動き、院内の出来事などを読み物風として仕上げております。雑誌を読む感覚でお使いくだされば楽しいかと存じます ~スタッフ一同より~

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