〒242-0021 神奈川県大和市中央3-8-26 杉中央ビル1階

営業時間
9:30~18:30
定休日
水曜日・金曜日・日曜日・祝日

 花粉症

『私達は進化で得た適応力を使わないと病気になる』、『自律神経は細胞レベルまで支配する』、『副交感神経ががあまりに優位だと無気力になる』、『リンパ球は副交感神経の支配下になる』、その結果『リラックスのし過ぎ(副交感神経優位)はリンパ球の過剰反応としてのアレルギー性疾患があらわれる』−これは新潟大学の安保教授の最新学説です。

超訳すると、あまりに刺激のない生活、動かない生活は、副交感神経の過剰な優位性を生み、リンパ球を通し、必要のないものにまで免疫反応を起こしてしまうということです。
適度な弛緩と緊張は生活に必要ということです。
鍼灸の世界観ではおおむね肝がこの役目を担います。外界からの刺激(入力)に 対 し、適切な判断を下し行動(出力)します。この判断をする精神を『魂・こん』とい います。
根性(魂性???)がないとは、外からの刺激に適切な処理をしようという心を放棄してしまったことかも知れませんね。

最近、患者さんとの会話で「花粉症がつらい」という内容が多い。

ただ、新型コロナウイルスによりマスク着用を余儀なくされている状況からか、例年は鼻やのどもつらいは今年は問題なく「眼だけがかゆい」と言われていた。

自身も毎年のように花粉症に悩まされていたが、関東に越してきてからはご無沙汰している。

今回は、「眼の痒み」について解説を行いたいと思う。

●目の痒み(目痒)について

 「目痒」とは、眼瞼周囲に痒みが生じ、ひどいケースには眼球が痒くてたまらない状態を指す。

ただ、眼球の状態・視力ともに正常な状態である。

痒みは、軽症のものはよく移動する・重症なものは虫が這うような強いかゆみが生じるといった特徴がある。

古典の中では「風」・「火」・「血虚」が「目痒」の原因であるという記載が見られる。

また、「目」は五臓六腑の「肝」と密接な関係があり(目への生理物質の供給は「肝」が行うとされる)、「肝」の失調は「目」のトラブルを招くとされている。

以下、解説に移りたいと思う。

①風熱による目痒外的環境により生じる。突然の気候変動により寒暖に異常をきたした場合に生じることが多い。特に春や秋に生じる。感受した気候が目へと連なるルートないし目にトラブルを生じさせるために目の痒みが生じる。

 (特徴)

両目に耐え難い強い痒みが生じる・あるいは虫の這うような痒みである・目の灼熱感・涙が出るなどを有する。

(身体症状)

眼の異物感・目ヤニ・頭痛・咽喉の発赤など。

②風寒による目痒
外的環境により生じる。突然の気候変動により寒暖に異常をきたした場合に生じることが多い。(暑⇒寒etc)感受した気候が目へと連なるルートないし目にトラブルを生じさせるために目の痒みが生じる。
(特徴)

両目に痒みが生じる・風にさらされると痒みは増強する・涙が出るなど
(身体症状) 

悪寒がする・鼻がふさがるなど

③火盛による目痒五臓六腑の失調により生じる。臓腑失調により生じた熱が上昇し、両目に波及することで目の痒みが生じる。

長期間ストレスを感じる状況にさらされることや、突然の精神刺激が加わることが臓腑の失調や熱化を招く原因となる。

(特徴)灼熱感を伴う両目のかゆみ・目が赤くなるなど
(身体症状)口が乾く・口が苦い・尿色は黄色い・便秘など

④血虚による目痒

栄養不足が原因による目のかゆみ。目が養われないことによって痒みが生じる。
目の酷使・消化器の消化吸収能力の低下・出血過多などが目の栄養不足を招く原因となる。
(特徴)

両目の痒み・こすると一時的に痒みは軽減するが、しばらくするとまたかゆみが生じるなど(身体症状)

目の乾燥・面色は彩りがないなど

スタッフ 杉本

 ※新着時期を過ぎると左サイドバー《花粉症》に収められています。

H31,4/15

お疲れ様です。金澤です。

前回記事は花粉と食品のたんぱく質構造が似ていると免疫細胞が異物と間違えてアレルギー反応(交差反応と呼びます)を起こしてしまうことを書きました。

今回は「花粉症との交差反応が考えられる食品」について書いていきます。

〇カバキノ科(シカラバ、ハンノキ、オオバヤシャブシなど)

カバノキ科と交差性のある食品は

・バラ科 リンゴ、西洋なし、サクランボ、桃、スモモ、アンズ、アーモンド

・セリ科 セロリ、ニンジン

・ナス科 ポテト

・マメ科 大豆、ピーナッツ

・マタタビ科 キウイ

・カバノキ科 ヘーゼルナッツ

・ウルシ科 マンゴー  などです。

〇ヒノキ科(ヒノキ・スギ)

ヒノキ科と交差性反応がある食品は

・ナス科 トマト

〇イネ科(イネ)

イネ科と交差性反応がある食品は

・ウリ科 メロン・スイカ

・ナス科 トマト・ポテト

・マタタビ科 キウイ

・ミカン科 オレンジ

・マメ科 ピーナッツ  などです。

〇キク科(ヨモギ)

キク科と交差性のある食品は  

・セリ科 セロリ、ニンジン

・ウルシ科 マンゴー

〇キク科(ブタクサ)

・ウリ科 メロン、スイカ、カンタロープ、ズッキーニ、キュウリ

・バショウ科 バナナ  などです。

。。。抜粋したのですが、これでも多いですね(;・∀・)

どの花粉に当てはまるか、その時期に当てはまる食品を避けるだけでも、交差反応の花粉症増悪を抑えられるかもしれませんので頭の隅においていただけたらと思います。

以前にも書いた花粉症を増悪させる生活習慣もあるので、そこも忘れずにできるといいですね!

健康は一日にあらず!はい!私も気を付けます(-ω-)/

H31,4/14

こんにちは!今日は日曜診療です( `ー´)ノ金澤です。

今日、治療院のシャッターを開けたら燕サンがいらっしゃいました(^^)/昨年は5、6月あたりだったので今年は少し早めですねー!

まだ花粉症が続いている人は辛いですよね…今回のお題は「花粉症と食品」です。

花粉症はアレルギー性鼻炎の一種になります。

花粉症はアレルゲン(異物)である花粉が原因となって症状を起こす鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)痒み、涙、充血などの目の症状を伴う疾患なります。

原因物質であるアレルゲンになるものは食品やその他(今回の話の内容だけで言えば花粉)いろいろあります。ある特定の花粉と食品のたんぱく質構造が似ていると花粉症と同じような反応を起こすことが分かっています。似たようなたんぱく質構造持つと免疫細胞が異物と間違えてアレルギー反応を起こしてしまうのです。

この性質を「交差抗原性」や「交差性」といい、この反応を「交差反応」と呼びます。

てことは花粉と食品だけではなく、食品と食品の交差反応やハウスダストと食品の交差反応もあるんでしょうね〜(・∀・)

今回はここまで!

花粉症と交差反応が考えられる食品類は明日にでもアップしていきたいと思いますm(_ _)m

H31,3/26

お疲れ様です。金澤です。

暖かい日もあれば、まだまだ寒い日もありますね(>_<)

先週は日中、暑い時間帯もあり、体温調節が難しいですね。こう考えると気温に適応する身体の構造って素晴らしいなと感心します('ω')

気候の温暖じゃなくて(笑)寒暖によって花粉症の症状の出方が変わることもあります。

例えば、比較的暖かい気候の時は目の痒みが主症状になり、寒い時は鼻の症状がメインになる。など

目(涙、目赤、痒み、)、鼻(くしゃみ、鼻づまり、鼻水)、皮膚痒み、咳、痰、喉の痒み…

人によっては、その逆も症状が出ることもあれば、その他の症状が出現することもあります。    

治療方針を決めるにあたって気候の状況と、その気候から連動する部位(花粉の影響で出現する各症状)をしっかりと分析、割り出すことが肝要になります。

花粉症だから全て同じ病理で各部位の症状が出ているわけではなく、違う病理によって各部位の花粉症状が出ていることもあります。

花粉症の方はどのような環境だと、どの症状が強く出るかご自身の症状を観察してみてください。

この話は気候のみの話になります。人によっては飲酒や睡眠不足、ストレスなどでも花粉症の悪化因子となることもあります。

まだまだ花粉がフワフワ飛んでいますが乗り切ってやりましょうね( `ー´)ノ

一文ずつに間を空けてみました!PCからだと見やすいかもしれませんがスマホだと見にくいですかね?帰りに自分でチェックして見づらかったら変更します!

見づらかったらすみません(._.)先に謝っておきます!

  耳鳴り

鍼灸院で意外に多いのが耳鳴りです。 耳鳴りで病院に行くと「加齢現象ですね」とサラリと一言。

「歳?だっていうのか?」とちょっとガッカリ。

そこで鍼灸院へ ざっとこんな感じで皆様来院されます。 ※類似疾患として『脳鳴』があります。 たとえれば耳鳴りが脳の中で起こっている感じでしょうか。 これは過去10数例診ましたが、改善というか消失1例のみですごく難しい疾患です。 中医学では、この加齢現象を五臓六腑の腎の衰えと認識します。 とくに耳は腎精を栄養源とするため、腎精の枯渇は耳鳴り、難聴という形であらわれやすいのです。
「僕は若いのにしょっちゅう耳鳴りがあるぞ・・・」と自慢?反論?なさる方もおられるかもしれませんね。
この場合は五臓でも心に問題があります。
心は気血を全身各所に運ぶ役目を担当します。
これにより各器官はその器にしたがった役割を果たすことができるのです。
つまり心のトラブルは、耳に気血という栄養物を運べなくなるということです。
心は年齢と関係ありません。若くても心のトラブルは起こるのです。
どちらかというとメンタルな部分でトラブルを起こしやすいのです。
うちの患者さんで、天地療養で耳鳴りが消えた人がいました。

腎か心のいずれの臓腑のトラブルかは言うまでもないでしょう。

もちろん肝病理もありますよ。 専門家に非難される前に付け加えます((´∀`))ケラケラ ※教科書類ではよく耳鳴りの大きさや高低で弁証するとありますが、ほぼ無理です。 200例ほどの結果この分別法はあまり成り立ちませんでした。 緩解因子、増悪因子あたりから分析したほうが良いです。

中医書では耳鳴り聴力減退(耳聾)を一緒に論じられることが多い。

これは「耳」という共通の器官に生じたトラブルであり、発症の原因が似ていたり、同時また聴力低下の悪化に耳鳴りが伴うことが理由の一つとして考えられている。

今回述べる耳鳴りでは、キーンとした高い音・ボーっという低い音の音の高低音の大小など症状一つでも多種多様である。面白いことに中医書には「蝉の鳴き声のような耳鳴り」、「鐘の鳴るような耳鳴り」、「太鼓をうったような音の耳鳴り」などの表記も見受けられる。

ただ、音の高低、大小での鑑別は難しく、増悪・寛解因子をもとに分析をすることが良いそう。

お話や身体診察を通じて、大きく以下の内容に鑑別いたします。

◎「加齢型(腎)耳鳴り」

「年をとって耳が遠くなってきたぁ…」という悩みを持つ方はいらっしゃらないでしょうか?

年を重なるにつれて人間は生まれながらに有する栄養物資を消耗しています。特に耳はこの栄養物質を必要としており、加齢によって聴力減退(ひどければ難聴)・耳鳴りとして現れるのです。睡眠不足や疲労、性行為で悪化することも。

◎「栄養不足(脾)耳鳴り」

「疲れた時にまた急に耳鳴りが…」というような耳鳴りです。「耳」という器官が正常に働くためには器官が滋養されていなければなりません。消化器のトラブルによって栄養が吸収されないため、耳が養われないことにより生じる耳鳴り。休息によって軽くなり、疲労や空腹時に悪化する。

◎「栄養供給力不足(心)耳鳴り」

上記同様に耳が養わないため生じる耳鳴り。消化・吸収ではなく、耳まで栄養を供給することができないことで生じる耳鳴り。

◎「ルート障害型(肝)耳鳴り」

耳まで栄養物質を運搬するルート(経絡)が滞ることによって生じる。「イライラしてたら耳鳴りが…」などストレスが発症のきっかけとなることが多い。ストレス・同一姿勢で悪化、リラックスすることで軽減する。

意外かもしれませんが「耳鳴り」が主な訴えで来院される患者様も多数いらっしゃいます。

冒頭でも述べましたが、耳鳴りは聴力減退の前段階として出現する場合もあります。

耳鳴りの段階で対策、聴力減退予防のお手伝いをできればと考えておりますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。

(今回は五臓六腑の内的要因でお話しをさせていただきましたが、気候等の外的要因も耳鳴りの原因となります。長くなってしまいましたのでまたの機会に…。)

スタッフ 杉本

※新着時期を過ぎると左サイドバー《耳鳴り》に収められています。

お疲れ様です。

寒い時期が早く終わって欲しいと思いながらも、春の花粉も嫌だと思っている金澤です。

だいぶ暖かくなり花粉が飛んでいて花粉症をお持ちの方は症状が出ています。

前シーズン比の花粉飛散量は今年の1.5倍〜2倍になるそうです。書いてるだけでムズムズします(+o+)

花粉症が出やすい身体の状態を東洋医学で大きく3つに分けてみます

乾燥型

東洋医学では陰虚、血虚などの潤す成分が少なくなった状態です。このような状態になりやすい人はスマートフォンやPCでよく目を使う方、または睡眠が不足している方などに多い傾向があります。

乾燥が強くなると痒みが出てきやすくなり、炎症性のアレルギー反応が出やすくなります。

胃腸型

お酒や生もの、脂っこいものなどの胃腸に負担をかけるものなどは胃腸の機能を低下させやすいものです。胃腸機能が低下すると身体に必要のない水分が停滞しやすくなります。これに熱を帯びて頭の方へ影響すると花粉症が出てきやすい傾向です。花粉症持ちでお酒を飲む方であれば、分かるかもしれませんね。

疲労型

東洋医学では気虚と言われるもです。気には防御作用と言って身体を外邪(がいじゃ)から守る働きがあります。わかりやすく言えば免疫系のようなものです。花粉も外邪の一種なので、気虚の状態になっていると跳ね返す力がなく、花粉症の症状が出やすくなります。

今まで症状が出ていない方でも急に症状が出てきます。症状が出てきた方は上記に当てはまるものがあるかもしれません。当てはまるものがあれば気をつけて生活してみたください。

お問合せ・ご相談

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
046-260-0638

受付時間:9:30~18:30
休診日:水曜日・金曜日・日曜日・祝日

不妊症や生理痛、陰部神経痛、腰痛、坐骨神経痛などでお悩みの方は神奈川県大和市のさくら堂治療へ。ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、五十肩、膝痛、寝違えなど、急性期の治療も対応します。

診療日※(予約優先)                              

 
10:00~12:00 受付
15:00~18:30 受付

休     

 

※このホームページは鍼灸治療のほか医学、歴史、地域、時事、感情の動き、院内の出来事などを読み物風として仕上げております。雑誌を読む感覚でお使いくだされば楽しいかと存じます ~スタッフ一同より~

ご相談はこちらから

お電話でのお問合せ・相談予約

046-260-0638

<受付時間>
9:30~18:30
※水曜日・金曜日・日曜日・祝日は除く

鍼灸さくら堂治療院

住所

〒242-0021
神奈川県大和市中央3-8-26
杉中央ビル1階

アクセス

相鉄線・小田急線大和駅相鉄口下車、徒歩6分。
駐車場駐車場完備。
瀬谷、三ツ境、相模大野、さがみ野、鶴間、南林間、桜ヶ丘、高座渋谷からもお近くです。

営業時間

9:30~18:30

定休日

水曜日・金曜日・日曜日・祝日

友だち追加

新着記事一覧

(03/21)
(03/16)
(03/11)
(02/29)
(01/25)
(01/16)
(12/23)
(12/11)
(11/11)
(11/04)
(10/28)