■ 主な腰痛のまめ知識 ■

 ■脊椎すべり症

《概念》
・下位腰椎の1個あるいは数個が前方へすべり出した状態。

《症状》
・腰椎下部、仙腸間接部、臀部の鈍痛。
・明確な根症状はないが、とこに股、大腿までのピリピリしたしびれ(放散痛)、棘突起列の階段状変形。
・X線にて脊椎すべりが認められても、特に症状を訴えない人も多い。

先天性
すべり症

・椎体後部の発育不全

分離
すべり症

・上下間接突起部での断裂、亀裂により分離を生じたもの(真性すべり症)

外傷性
すべり症

・墜落や外力により椎間の分離を生じ、前方にすべる。

変性
すべり症

・椎間の分離を伴わないすべり症。第4、5腰椎椎間板に好発。中年以上の女性に多い。(仮性すべり症)
 ■変形性腰椎症

《概念》
・腰椎の退行変性、40才以上の年令に多い。

《症状》
・腰臀部痛、大腿前面痛、ときに下肢のしびれ、痛み。
・年令が進み、 60才以上になると骨棘が進行し、
 かえって症状は少なくなる。

 ■筋筋膜性腰痛

《概念》
・腰部軟部組織への負荷により生じた炎症による痛み。
 腰椎の筋、筋膜の過伸展、部分断列などに起因し、
 これらの損傷により炎症が生ずる。

《症状》
・体動時の腰脊椎、特に上体の前屈時、
 上体前屈位から立位への体動時、 自発痛(ー)、下肢症状(−)