2022/6
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は不妊症の20%以上を占めると言われている。
大きな問題点は、体外受精の際に採卵で躓くことだろう。ここで躓くと先に進めないから。
そこで誘発剤(クロミッドなど)を用い、それでダメならステロイド(プレドニンなど)を併用する。注射で排卵を促すこともある。
ただPCOSの方は投薬に対する有効性が狭いというか、抵抗性が高いというか、少量では反応しないのもかかわらず、適量を少し過ぎると過剰反応を起こすので卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になりやすい。
このような過剰反応の傾向性を帯びる方は血不足を内在する方に多い。
そこで養血のツボを加えていくことになる。
この記事は一定期間を過ぎると不妊症(雑話、症例、内膜症、筋腫、その他)に収められています。