2020/5
一般に鍼灸院では比較的、痛みを主訴に来院する方が多いようと思います。
90%以上が痛みの方という所も少なくありません。
うちは少ないほうですが、それでも半分の方が痛みを主訴とします。
そこで痛みのレベルが落ちていくことで通院のモチベーションに繋がります。
しかし不妊治療に関しては話しが違います。
もちろん筋腫や内膜症で生理痛が強い方もおられますが、ほかの主訴と比べて自覚的な痛み指標が少ない気がします。
その代わりではないでしょうが、精神的なことや仕事上などで、色々なプレッシャーを抱えながら生活しています方の割合が高いように思います。
不妊治療が長く続くと不安、イライラや悶々いったネガティブな感情で日常生活が楽しくなくなってきてしまいます。
一番問題なのは視野が狭くなってきてしまいます。
伝統医学では、そういう状態が続くと気血の消耗や気血の停滞を呼び込みやすくなり、さらに不妊レベルを上げるといったジレンマに陥ります
精神、肉体的な緩和のために、《ご自身の心が踊ること》をしてあげてください。
現実的に難しいかもしれませんができる範囲で探してみてください。
JRさんなら《そうだ、京都に行こう》でしょうか、残念ながら不要不急ですが
好きだったことを思い出しましょう。
今の視点から解放してあげてください。